第3話
胸糞悪いが聞いてほしい。
あ、読んでほしい。
「山吹くん、ちょっといい???」
え、なんだろうと思った。
掃除をして、帰ろうとしたら、クラス内でもそこそこかわいい、まぁ、かわい子ちゃんと言おうか、その子が、俺の肩を汚いものでも触るように人さ指でちょんちょんと叩いたのだ。そして、言うことには、なんか、もじもじしながら続けてこう、言ったのだ。
「あのね、大事な話があるの。
えっと、今から屋上に来て欲しいんだけど」
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