第153話
「もしもし。」
「美羽?ちょっと帰るの遅くなるかも。ご飯先に食べてていいよ。」
「ふーん。へぇー。あっそ。私も誰かと遊びに行こっかなぁ。」
「なにそれ。怒ってんの?」
「怒ってないよー。拗ねてるだけ。てか、今どこ?誰といるの?」
「今は三ノ宮。おばちゃんと一緒にコンビニにいる。ちょっといろいろあって健が帰ってくるまで一緒にいることになった。またあとで詳しく説明するわ。」
「絶対嘘だぁ。違う女と遊んでるんじゃないの??蓮ちゃん、最近ずーっとスマホいじってるもんね。誰とトークしてんの?好きなこでもできた?」
「なんでそうなんの?求人サイト見てるだけだし。俺は、美羽命だっていつも言ってるよね。」
「そしたら、今すぐ紫乃に電話代わって。一緒にいるんだったら代われるよね?」
「あとで代わる。とりあえず今コンビニの中だから一旦電話切るね。」
「あー、逃げた!!やっぱ紫乃じゃないんだ!!蓮が浮気するなら私も浮気するからね??」
「はあ?意味わかんねえわ!!てか酔っぱらってんの?」
「酔っぱらってるよ?不安だから、早く帰ってきてよ。今すぐ帰ってきて。蓮が帰ってくるまでご飯食べない。」
「もう、わかったわ。今すぐ帰る。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます