第121話
蓮が車を走らせたと同時に健から電話がかかってきた。10分ほど話をしていたが酔っぱらっていて何を言っているのか理解できなかったから途中で切ってやった。
「健なんて?まだ警察なの?」
「大量の酒飲んでた……」
「はあ?あいつ今どこ!!」
「クーラー壊れてるし実家にいるんじゃないかな。あの様子じゃ、警察にも行ってないような気がする。」
「なんでよ!!おかしいおかしい!!てか、なんで健は家に警察呼ばなかったの?普通、警察が来て指紋とか、いろいろ調べてもらうよね??」
「わからない。私が、警察に変なこと言うと思って嫌だったんじゃない?御手洗のこととか……」
「なんなの、あいつ。気持ち悪いわ!!てか、全く意味がわからないんだけど!!お前ら、どうなってんの??あんなに仲良かったじゃねえか!!」
「危ない!!今バイクとぶつかりそうだったよ!!運転だけに集中してよ!!また大事故するよ!!」
「しないし!!安全運転してるもん!!40キロしか出してないから!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます