三千世界・用語集

用語集：トーデストリープ症候群

　第三次世界大戦の最中の日本で発生した一連の精神病の呼称。

　SNSなどの電子情報網が発達した影響で、常に戦闘での被害などが共有されること・黒幕たるChaos社が、国際法などないかのごとく民間人を虐殺していくことにより、血生臭い情報に晒され続けた一般人が、一種の恐慌状態に陥ったことに端を発する。

　この状態では、躊躇いのない自傷行為を行い、衝動的に自殺しようとする。不安や焦燥感によって抑圧された、〝喜び〟〝楽しさ〟が爆発し、行き場を求めて死へと直行させているのだとされている。

　ともあれ、これとChaos社の焦土作戦によって、日本は福岡を残して壊滅、残った福岡も結審の影響で異界と化しており、事実上日本は滅亡した。

　凄惨な事件を引き起こしたこの精神病であるが、他の戦地でないが身近な国では確認されておらず、偶然日本人の気質に噛み合ってしまったか、もしくは何者かによる操作があったものと推測される。