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「おはよう、亜古(あこ)ちゃん」
優しい声が奥にある対面キッチンから聞こえて思わず頬が緩んでしまう。
それに続くようにダイニングテーブルからも、
「亜古ちゃんおはよう!」
「おー、亜古おはよー」
2つの声が聞こえてきて、さっきまでのぼんやりした日常から、一気に活気のある日常に変わっていく。
この瞬間が私は大好き!
「おはようございます!」
元気いっぱいそう言ってから、リビングの隅っこにスクールバッグを置かせてもらう。
キッチンで朝ご飯を作っているのが吉瀬家のお母さん。
ダイニングテーブルに座って新聞を読んでるのが吉瀬家のお父さん。
お父さんの隣に座り、リモコン片手にテレビを観てるのが吉瀬家の長男、
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