育てた私が悪いけど、育った乳は金がかかる。

宇部 松清

第1話 前書き

 こんにちは。

 乳、しかも巨乳保持者のエッセイだっつーんで、ピッチピチのJKとかJDあたりを期待した男性読者の皆さん、残念ですが、おばさんです。期待したでしょう? アラフォー、二児の母です。ほんとごめんなさいね。


 昨年のカクヨムコンではダイエットエッセイを書きまして、まぁそれは箸にも棒にも掛からなかったんですが、性懲りもなく自慢のバディに関するエッセイを投下することにしました。


 理由はただ一つ。


 乳に関しての愚痴が溜まっているからです。


 もしかしたらこの読者様の中に、シンデレラバストの方がいるかもしれません。


 それで、


「ハァ!? てめぇが巨乳だからって自慢か? クソが!」


 なんて思ったりするかもしれません。


 良いんです。別に、そう思っていただいても全然良い。自分の気持ちは大切にしてください。じゃあ何で読んでんの? とは思いますが、まぁ良いです。


 ただですね、このエッセイでは、もう純粋にデカめのこの乳に関する愚痴ですから。自慢したいとかそういうんじゃない。あのね、別にそんな良いもんじゃねぇから。マジで。それを声高に叫びに来たというわけです。


 同じくデカい乳を持つ方でも、「そうそう。そうなのよ」って思う人もいれば、「いや、私はそうでもないかな」って思う人もいるかもしれません。あと、「そのサイズで巨乳とは笑止千万」って人もいるでしょう。上には上がいるものです。そりゃあ私だってIカップとかKカップの人の前ではシンデレラよ。シンデレラって言うのか? 言わないのか。


 というわけで、共感出来る人も出来ない人も、もしよろしければ覗いてっていただけたらなと思います。あわよくばこういうエッセイがコミカライズされるなどして、巨乳を取り巻く環境が少しでも変われば良いなと思います。


 トップだのアンダーだのと男性にはぴんと来ない単語が出て来ますが、ご了承ください。雰囲気で感じ取ってください。セクハラ目的でさえなければコメントもご自由に。彼女や配偶者、家族など、もし似たような悩みを抱えている方が身近におりましたら、「マジか、こんなに大変だったのかよ」と思っていただければ幸いです。ただ、基本的に親しくもない女性に対して乳の話題はNGですし、親しい間柄でも、相手が望んでない限り、ボディに関するトークは避けた方が無難です。不満を漏らした時にそっと寄り添う程度がベターかと思います。

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