第34話

「なんでついてくんのよ、このストーカー」


「はぁ?ストーカーだと?ストーカーってのはな柳みたいなヤツの事を言うんだ……じゃなくってなんなんだよ全く

腕が千切れるかと思った」


「はぁ?柳もあんたも全く同じよ、同レベル


それはあんたの足が遅いからでしょうが。つか私は楓君の腕を掴んだつもりなのに~」

頭を抱え座り込む華音


あ~今、柳がいれば

「唯と同じにすんな」とかなんとかいうんだろうな……じゃなくって

「俺はなんで走り出したのか聞いてんの、つか俺50m7秒台だぞ?お前一体何秒だよ……」


「あんた、あれが見えなかったの?

知るかバーカ」


なんか逆に問われる俺

いや何が見えたんだよ


「あぁ~あんたってそこまで間抜けだったとは…



像が動いたのよ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る