第2話 来る者拒まず去る者追わず

1話目のハプニングに続き、色々あった。

社交的でフレンドリーだからだろうか。

日本人だからだろうか。

隙があるからだろうか。

ノリが合うからだろうか。

めちゃくちゃデートに誘われることが多かった。

来る者拒まず。

とりあえず話して知りたいと思う人からのランチやディナーの誘いは行っていた。

パートナーがいるわけでもないんだから断る理由はなかった。

0距離にはならないようにしていた。てか好きな人以外は基本一定の距離は欲しいタイプだ。

今振り返ると、とりあえず、真面目に遊んでいた。のかもしれない。


というのも相手が本気か遊びか分からないからだ。

1話での出来事が留学2週間目であったんだから人間不信になっていた。笑

最初は「どっちだろう」と知るために考えたり行動したりしていたけど、

相手が遊びか本気か分からなくても、1回デートに行って「違う」と思ったらおしまい。

相手も違うとなったら去っていく。

来る者拒まず。去る者追わず。

途中からもはや考えるのもバカバカしくなっていった。


友達とも恋バナをするようになり、その国籍の人たちは好きになるスピードが速いことも知った。そして、アプローチも早く、本気だけど諦めも早い。


色んな人と出掛けることで、

この人は「本気」「遊び」と少しずつ分かるようにもなっていった。

人を見る目だけ養われていった。

「直観力」がこの経験を経て磨かれて今ではそれが色んな場面で役立っている笑

人生無駄なことはないんよ。笑


「本気」と分かった人も特に心は動かなかった。

恋愛より、友達といる方が楽しいから、一回やめようと思った。

そんな時に元カレと出逢った。



3話 元カレとの出逢い



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