鳥になりたい
「鳥はいいよなぁ、鳥になりてーなぁ」
『…そうでもねーよ』
「え?」
『おめーが思ってるようなそんないいモンじゃねーぞ』
「そうか?俺は空飛びてーよ」
『たいしてうまくもねぇミミズ食いたいか?巣作ったりすんのも面倒臭ぇしよ』
「ミミズは食いたくねーな」
『しっかし人間の女ってのは可愛いよなぁ~。一回でいいからあのオッパイっての揉んでみてーなぁ。おめーの彼女なんかあのムッチムチの足がたまんねーよな』
「エロいんだな鳥のクセに」
『あんないい女はなかなかいねーぞ。大事にしろよ』
「偉そうだな鳥のクセに」
『バカなんだな人間のクセに』
そう言ってその鳥はウ○コしながら飛んで行った。
喧嘩中の彼女に無性に会いたくなった。
意地っ張りで我儘でムチムチで料理が得意で食いしん坊で優しくてめちゃくちゃかわいい彼女が俺は大好きなんだ。
今日は素直に謝れそうだ。
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