甘い想い

「よ、よかったら……!」


 女の子から手渡された小袋の中を見ると、それはキャンディーだった。帰りながら舐めていたが、ふとあることに気づいた。



「2月14日……」



 俺はすぐにその子が歩いていった方へ駆け出した。

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