縮む距離は一瞬で
幼馴染みってやつは近くてめちゃくちゃ遠い存在。
「ねえ、好きな人とかいたりする?」
その問いかけに素直に答えることはできなかった。
「今はいないかな」
「私にはいるよ」
「へえ、誰?」
彼女はそっと俺を指差した。
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