第20話
「そんな結婚するくらいなら、いっその事魔物に山奥へ攫われた方がマシよ、って」
「…………」
「そんな妄想抱いてんじゃないかと思って」
「そんな妄想が、私にそんな夢を見せたんじゃないかって?」
満足気にスオウが頷くもんだから、ますます私はわからなくなる。
たとえば私がホントにそう思ってたとして、それはスオウにとってはとっても屈辱的な事なんじゃないだろうか。
なのに何故、そんな風に笑ってられるんだろう……
なんて、ね。
もちろん、答えはわかってる。
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