私の名前はゴージャスサイコーストロングさわたり❢❢

第1話 ロンリーガール

私の名はゴージャスサイコーストロングさわたり！！　

みな敬意を込めてゴージャスと呼ぶ。

君も恭しく、そして親しみを込めてゴージャス！と呼んでくれっ！

君のピンチに私はいつでも駆けつける！

ハハハハハハっハハーァァ！！！！

今日もパトロール！

勤勉は素晴らしい！

自分を褒め！他者を褒める！

これこそ素晴らしい人生！！

おや？

君はどうしたんだ？

うん？

あぁ迷子か。

そうか、お母さんユアマザーとはぐれたのか！ミステイクっ！

ロンリーガール！泣かないでおくれっ！

私までクライ……落涙してしまうではないかっ！

そうだ！

私に！このゴージャスサイコーストロングさわたりに任せるんだ！

空から探せばユアマザーもすぐに見つかるさ！

グッドアイデアー！！！！

okok！ノープロブレム！

君だけの特別サービスだよ！スペシャルだ！

私が抱きかかえてあげよう！

このまま空を飛び、君は叫ぶんだ！

マイマザー！と！

さあ行くぞ！ビーフライ！！！

どうだガール！気持ちいいだろ！

さっきまで泣いていたのに素晴らしい笑顔だっ！

空は良い！

こんなゴージャスでサイコーな私でさえこの空の広さに比べるとちっぽけだ！

下を見て震えてしまったかい！

大丈夫だ！

私の大きな手に包まれて安心するがいい！

あの小さな町の中に必ず君のお母さんがいるはずだ！

さぁ叫べ！

そんな小さな声では聞こえないぞ！

もっと！もっと！

いいぞー！

そうだ！

叫ぶ時にはこうして両手を頬に当てて叫ぶといい！

こうだ！

あっ

……

手を離してしまった……

おぉ！ガール！

その調子だ！

その声ならユアマザーにとどくだろう！

小さなロンリーガールは更に小さく見えなくなっていき、、、弾けた。

その周りを小さな人々が群がっていく。

ふふふ虫のようだ。

これならお母さんもすぐに見つけてくれるだろう！

良かったな！ロンリーガール！

いやもう君はロンリーではない！

そう！君は！スペシャルガールだ！！！

私の名はゴージャスサイコーストロングさわたり！！　

みな敬意を込めてゴージャスと呼ぶ。

君のピンチに私はいつでも駆けつける！

ハハハハハハっハハーァァ！！！！！