改稿のテスト版を公開してみた
三鞘ボルコム
本作を公開した経緯
お馴染みの方はこんにちは。
初めましての方は初めまして。三鞘ボルコムと申します。
本作は、私の拙作『転福為禍のインヴォーカー ~「嫌いだから一緒に旅はできない」と言われた俺と、言ったボク~』の、『プロローグ』と『第1話』・『第2話』を改稿したものをテスト的に公開したものになります。
まずは、改稿を決意した経緯をお話します。
先日、梶野カメムシさまの主催される感想企画に『転福為禍のインヴォーカー』を参加させて頂きました。(感想の範囲は、今回公開した『プロローグ』と『第1話』・『第2話』です)
以下にURLを載せますので、興味のある方はご一読を。
最初や、間に挟まれるコラムなど、作品への感想以外にも為になる話もあります。
『カメムシの小説雑話★「じっくり感想企画」開催中』
URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330654869504941
梶野カメムシさまの出した本作への評価を一言で言うと「つまらなくは無いが、面白くも無い」です。残念無念。
ですがもちろん一言だけでなく、これ以上は無いくらいに事細かに指摘・感想を書いて下さりました。
梶野カメムシさまから頂いた指摘から要点を抜き出します。
・副題・キャッチコピー・あらすじが、プロローグの内容そのまま
こちらはプロローグを全面的に書き直しましたので、それぞれ変更をすると思います。(内容はまだ未定ですが)
・文章の無駄が多い
個人的にはここが一番重要であり、かつ伸びしろがあるのでは、と感じました。
今回の改稿では、ここを一番重要視して行っております。
・表現にばらつきがある
一般小説のような表現と、ラノベのような表現が混ざっていると指摘されました。
私は元々、小説をほとんど読まない人間でしたので一般小説とラノベの区別もついておりません。(そんな人間が批評を書いているという恐ろしさよ……)
勉強不足を承知の上で、気を付けるしかありませんね。
・プロローグにインパクトがない
今回、プロローグは全く別物に書き直しております。
一応、【旧版】よりはインパクトがあるかと思いますが……あまり自信はありませんね。
・主人公のユーキに特徴がなく、魅力がない
ここは正直、改善は出来ておりません。
言い訳になってしまいますが、文章の無駄を省く事に必死で、新たな表現を入れる余裕がありませんでした。
また、元々ユーキの魅力は徐々に表現するという構成でしたので、2、3話で見せるのは難しかったのもあります。
頂いた指摘はこんなところでしょうか? 問題だらけですね。
先ほど申し上げましたが、その中でも私が最重要だと感じたのが「文章の無駄」ですね。
実は、今回の梶野カメムシさまの感想企画以外にも感想・批評企画に参加した事があります。その中で「辛口」「本音」などの企画にも参加させて頂きました。
その中で「日常パートが過剰」「いつまで経っても話が進まない」といったお言葉を頂いた事がありました。
私は当初、これらのお言葉を「序盤を少年たちの青春物語にしている事を問題視している」のだとしか受け取っておりませんでした。(実際、そういった事を仰る方もおられたので)
その為、「言ってる事はもっともだけど、どうしようもない」と結論付けておりました。「序盤は青春物語」を変えるなら、全体プロットから変更しなければなりませんからね。そうしてしまったら設定が同じだけの別の作品です。
ですが今回、梶野カメムシさまからのご指摘で「文章の無駄が多い」という事を自覚できました。それと同時に上記の方々が仰られていた事も「この事だったのでは?」と思うようになりました。
文章の無駄を削除し、物語の進行スピードを上げれば「いつまで経っても話が進まない」の対策になりますし、話の密度も上がるので「退屈な日常」ではなくなると思います。そうなれば「過剰」とは言われなくなるかもしれません。
まぁ、他にも「面白さが提示されていない」「見所がない」なんて指摘も頂いておりますが……。これはプロットの問題か、そもそも私自身の実力の問題ですね。
前者は先の理由で大きく変更できません(したくありません)し、私の実力は頑張って伸ばすしかありません。
まずは出来る事から始めます。何もしないままでは、何も変わりませんから。
このような経緯で改稿を決意した訳ですが、実際に改稿をしても良くなったのかどうか、自分では分かりませんでした。
梶野カメムシさまからは「第1話・第2話を統合して1話にする」「7000文字を4000文字程度に圧縮する」というアドバイスを受けて実践してみたものの、「こんなに削って大丈夫か?」という不安しか起きません。
その事を梶野カメムシさまにお伝えしたところ、「改稿部分を見せてくれれば、もう一度感想を書きます」と仰って下さったのです。
このありがたい申し出に、ご迷惑だと思いながらも恥を忍んでお願いいたしました。
改稿をした経緯は以上になります。
次は、『なぜ、本作を公開したか?』になります。
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