DAIHUGO〜新幹線窃盗殺人事件〜
沼津平成
プロローグ 名探偵は東京駅にいる
「今日は、報酬が高いよ」
秘書は、同級生の
「おー、うれしい!」
ここは東京駅のホーム。新幹線のりば。
「あれが今日の依頼人——って、
依頼人・
『三宅竿、四十一歳、富豪。ポストを見たら殺人予告状。護衛を頼まれている』
下田は宮間に今回の依頼の内容を手短に説明した。
「なるほどわかりました。つまり僕らが新幹線に乗って三宅竿師を狙っているやつを——?」
「うん、守ればいいんだね」下田は頷いた。宮間も頷いた。「どうしたもんかなあ」と腕組みをしているうちに、新幹線は出発してしまった。
『えー!』
竿さんが悲しそうな表情をしている。次に下田と宮間が東京駅で三宅に会うのは、三宅竿さんの死後になる……。
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