第14話

春side


何で連絡がないんだろ。会いたい。あの子に会いたい。あの公園に行ったら会えるかな?


「いないか」


この公園は、あの子とはじめて会った場所なんだ。あの子は、俺の事覚えてないんだろうけど・・・


仕事中もあの子のことばかり。何で連絡くれないんだろう。


「はぁ」


「どうしたんだ?」


晴輝が心配そうに話しかけてきた。


「何でもないよ」


「そう?何かあったら話せよ」


「うん。ありがとう」


今日は仕事が早く終わった。行ってみようかな、あの公園。


今日もいないか・・・


ん?


ベンチに座っている女の人、あの子に似てる。


あっ!あの子だ!!!


「よかった。やっと会えた」


「・・・」

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