ひとめぼれ

第8話

あれから何もなかったかのように過ごした。これが普通だよね。あれは夢だったんだよね。


陽菜は、一回ライブに行くと、しばらくはライブのときに買ったものをギューしたりして楽しんでる。ナイトのDVDを観ながら、ペンライト振ったりして。本当に晴輝くんのことが好きなんだなって思う。子供の笑顔を見るとこっちまで嬉しくなるよね。


「ママ~、晴輝くんがね、手を振ってくれたよ」


「よかったね」


この笑顔がたまらない。


「陽菜、そろそろ寝よっか」


「え~、まだ観たい」


「いつでも観れるでしょ?」


「はーい」


何とか了承してくれた・・・


「ママ、ギューして寝よう」


「いいよ」


「「おやすみ」」


それから2人は、朝まで眠りについた。


「陽菜、朝だよ。起きて」


「ん~」

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