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選択肢:頼まれたものは全部見つけた、エンジニアの元へ持って帰ろう


 船長あなたはエンジニアの元へ工具を届けた。


「フ、完璧じゃないか船長。お前ももしかして、エンジニア上がりか?」


 冷笑じみた口調とは裏腹にうれしそうな顔をするエンジニア。


「しばらく、宇宙空間は暇だろう。元々これで時間をつぶそうと思っていたんだ。俺が安全点検をしている間、貸してやる」


 そういって、なにか箱のようなものを差し出すエンジニア。


「オルゴールだ。まあ、お前が気に入ったなら、その後も貸してやるよ」


 船長あなたが持ってきた工具箱を片手に談話室を出ていくエンジニア。

 静かな宇宙空間において、オルゴールの音楽は格別なものになるだろう。


END 2 音色に耳を傾けて

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