9・作戦!悪巧み編
「まず、作戦会議だね」
緑の斧と女神で有名な、スターアックス店内。
今夜は、ここが作戦室となる。
『了承済み』の書類を前にどうすることもできず、
追い出された四人と一輪。
「議長!まずあの人誰ですか!」
「知らないけどリーヨウたん可愛い!」
「駄目だわこの議長」
…こいつらの
しかし、昨日今日と不可解な点が多い。
[事務所を譲った事にされていたのは何故か]
「んーボクら団員をピンポイントで邪魔したい、って奴ら居たよね!」
「鯵啞の輩、私達の邪魔してどうする気…?」
「——こんなの時にスタアとか、呑気だなおまえら」
声の先を見ると、見下ろしてくる『¥』の目。
「ボス‼どうして⁉」
「どうしてというか…付き添いだよ、部下の」
「どーもー」
背後に立つ『のっぽ』はなんと――
「は…⁉なんでお前っ…釈放されてんの?」
以前四人が出会った、犯罪集団のべラントなのだ!
ボスとの遭遇より更に驚き、固まってしまう団員。
[御前たち、この方は一体]
ネイと出会う前だったので、状況を呑み込めない一輪。
「おれの部下にしました」
「なぁボス、注文してきていいか⁉」
「はいはい。おれ水でいいから」
スタアで水…!ルドは甘いもの苦手なのだろうか。
…そんなことより!
「ボス。俺たちこれから…」
「おれも作戦会議に混ぜろ」
ルドはアディルの向かいの席に座る。
「おまえらの事務所を狙ったのは鯵啞の国役場。
殺そうとしてる方は調べ中。
多分ここ二つは繋がってる。連携してくるから気をつけろ」
苣は眼鏡を上げ、霙は腕を組み、リーヨウは良い姿勢。
真剣に聞いているようだ。
[本部やボスの協力は…]
「できる限りはする。おれだって、使える部下を
手放したくないんでね」
そう言うと、ルドは悪い顔で笑った。
「おまえらがやらなきゃいかんのは、事務所を買い戻すことだ。
あの戸建ては、前買った時と同じ―3600万。」
3600万。その金額を耳にし、苣が反論する。
「ちょ、ちょっと待ってください。そもそも私達
不当に奪われたんですよ?正規の方法で買い戻さなくても…」
「相手は一国の役場だ。おまえらの戸籍や印鑑も手元にあるときたら、
何度でも書類の偽装ができる。」
「………確かに。」
[となると、これまでの比にならない
高額を稼がなくてはならないぞよ]
彼らが日々金稼ぎをしているサイトは
ネット掲示板、一日バイト募集、フリマサービス。
いずれも"依頼"という名で金が動く…しかしだ。
「信用できないネットの相手に頼るのなんざ、
切羽詰まった奴だけだ。おれは勧めない」
「…つまり法に触れる内容か、ダメ元で任せるような危ない依頼っつー訳か」
ふいに、苣が口を開く。
「【私は、私の居場所があればなんでもいいやって言ったよね】」
いや…言いたい事を上手く言えない苣を、【朽葉】が補助しているのか。
「【『担々団体』のために…命、懸けられるよ。】」
「……あの苣がそう言ってるし、オレもだわ。」
「ボクは命懸けどころか、手も汚せるよ!
悪事なら任せてよね!」
「ほんっとおまえらなぁ……」
コルクを誘拐されたことがあるので、悪事に抵抗がないことは
ルドも承知済みである。
そして、ルーの方に視線が集まる。
「俺…やる。ぜんぶ俺のせいだから。」
[自分のせい、とは?]
そうしてルーは、ゆっくりゆっくり話す。
「今日デパートで、褐色の鯵啞人に会ったよね。
あいつら俺の奴隷仲間なんだ」
「……⁉」
!ルー関係だとは思っていたが……。
「俺が、あいつらに…認めたくないけど、憎まれてるから……っ
ごめんっ!俺のせいで、みんなまで…!」
そうして、ぎゅっと目をつむったとき。
「大丈夫!命を狙われても、アディルは守ってくれるでしょ?」
「逆にアディルを頼りすぎないように、頑張ります私…」
「何度も言ってる…お前が居りゃ大丈夫なんだよ。オレらは。」
[自覚が無いようだが、どんなことも許せる程
御前は信頼されておる]
そんな仲間たちに、ふっと口を緩ませるルー。
「……うん。一緒に、乗り越えよう。」
〇ー♢ー〇ー♢ー〇ー♢ー〇
JRバスを降りて数分。
「うわ…地下鉄よりもっと人多いよ!」
旅行客や異国人まじりの人混みに驚くリーヨウ。
[これは確かに、リーヨウとアディルを一人にしない分担は
正解だったぞよ]
「えー、ボク別にはぐれたりしないよ?」
「お前が暴れないように、だわ。」
ここ・ヴィーフ駅に金稼ぎに来たのは、リーヨウ&ネイ&霙。
依頼人の大事な荷物を、探し出して送れば良いのだ。
「駅内のどこに隠したか忘れたって、ほんとかよ」
「中は絶対に開けちゃダメっていうのも怪しいよねー」
[深掘りしては危険ぞよ、身内や部下に知らせず、わざわざ他人に任せる程の
内容なのだ]
二人と一輪は人をかき分け、ありそうな場所を探る。
しかしこの途方もない広さでは見つからない。
「…一回、失物預かってるとこ行くか」
[落し物センターであるな、場所は分かるか?]
「わかんない!」
[では案内掲示板を見るのだ]
―――ヒュッ‼
それは彼らの隙間を勢いよく通り抜ける。
「…なんか投げつけられた気がする」
「でも一体どこから…?」
[!二人とも床だ。これは……]
…手裏剣?
ヒュヒュヒュン‼
更にどこからともなく飛んでくる手裏剣!
二人は避けようと退く。
「っぶねぇ、平気か――」
振り向くと、リーヨウは混雑した人の波にのまれていく。
「みぞれ!ネイ~~!」
手を振ってなければ場所が分からない程、遠くに居るのである。
そのまま押し流され、エレベーターに乗ってしまった。
「チッ…誰の仕業だ?」
[霙、戦わなくてよい、逃げ……!]
…今、どこからネイの声が聞こえた?
「上か…!」
ザシュッ!
「———っ…」
鋭い手裏剣が、霙の首筋をかすめた。
こんな切り傷も、
首を押さえる手が震える。
傷口がドクドクいっているのが分かった。
「…あーあ、たたか、いたく……ない」
『戦わなくてよい』
「……そうだった」
彼は目の前の敵に立ち向かわなくたって、別に良いのだ。
ルドの攻撃も、イベトの金槌も、
勝てないんだったら、逃げればいい。
「はぁ…痛ぇし。どうしてくれんの」
霙は高い天井を冷たく睨み付ける。
ヒュッ!
手裏剣を避け、霙は駆け出す。
射線を切れる場所に逃げるべく。
さて、その手裏剣をどこから投げてるかだが…
「何この花。可愛らしい見た目しちゃってェ」
[………]
予想外に釣れたテイネイ草に、目を細めるテスター。
この男、天井に上半身だけ生えてるである。
「こんなに可愛いんじゃ、ルーも団員もめろめろだよなァ」
[…何故、あの距離で手裏剣を外した?
御前は四人の命を狙う者では無いのか]
「あァこれ?
たくさん持ち歩けるように、軽い武器にしたんだよねェ
その代わり命中率が下がる!名付けて
【下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる剣】!」
[…名前長くないか?]
ネイは先にそっちをツッコんだが、一番気になるのは…
[では、上半分だけ逆さ吊りなのは…?]
「天井限定で自由に出入りできる素材のコート!
見つかりにくいんだァ
その代わり、頭に血がのぼるよ!」
さっきから『
テスターは、何が目的でこんなにベラベラと…
「僕は褐色集団"ブレッドメイト"のテスター。
ルーと団員をジャマするのが、国役場から与えられた任務だよォ
さァ、こんだけ話したんだし、お花君もあいつらの話聞かせてよ」
[…なるほどな。それが目的か
あたくしが御前の相手をすれば、二人に危害を加えぬか?]
「どうかなァ。君の話の内容次第、とでも言っておくよ」
ネイは二人の心配をしつつ、目をゆっくり閉じる。
[放っておけないのだ…彼らは
生活力が無い男四人暮らしで、その上無知で、危険を安請け合いする……]
「だめだめだなァ!でも、君は協力的だよね」
[…あたくしが霙達の助けになりたいと考える理由は、ただ一つだ。
顔が好きなのである。飾り気の無い性格を表すような、あの顔が]
「へェ…好きなの。
……たとえ、国を混乱させた罪人だとしてもかなァ?」
綺麗な両目で鋭くテスターを睨み、ネイは意思表示をする。
[彼らは純粋だ。花火ではしゃぎ、
純粋さがある。そのような奴らを、罪に問おうとは…]
[
「——あっはははァ‼君ってば、まるであいつらの親だねェ
僕も二児の父だし、苦労してんだなァて思うよ。
けど無理~!w」
ブチッ!!!
「そんな平和ボケした話じゃ、あいつらから手は引けないなァ!」
[⁉]
コイツ…!乱暴にネイの花弁をちぎり、床に投げつけるとは……
さらに最低なことに、霙の奔る数メートル先を狙って落としたのだ!
「———ネイ」
すぐにネイと千切れた花弁を拾い上げる。
右手で触れたからか、茎に血がしみた。
「おいネイ、ネイ…⁉」
[…霙!背後だ!]
グサッ!
後頭部に鋭く手裏剣が刺さる。
今度はしっかり当ててきた…いや、卑怯だ。ネイに気を取らせて後ろを狙うとは。
膝をつく霙を見て、テスターが上で得意げにしていると――
「…下衆野郎……」
手裏剣をぐぐぐ…と抜きながら立ち上がったのだ!
彼の冷たい視線に、悪寒が走るテスター。
それもそのはず。
霙の目は、怒りや悲しみなどの人間味を一切感じないのだから。
傷口がドクドクいっているが、霙はもう揺らがない。
[頭部ばかりを狙っている、ということは]
ネイが頭を使い始める。
[……一つ案がある。聞いてくれるか]
「ん。」
「そろそろ終わらせないと時間が…あァー早く倒れてよ、あの団員!」
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、という名の通り、
ヒュ、ヒュ、ヒュと手裏剣を投げるテスター。
霙の瞬足についていくのも、そろそろ疲れるだろう。
かなり移動して駅の奥、憩いの広場まで来た。
テーブルで休む家族や本を読む者も居る。
タン!
ふいに、霙が地面を蹴った!
壁と足を【氷柱】で繋ぐことで、もう一度壁を蹴れる。
壁キックだ。
「お前も巻き添えだわ、下衆!」「‼」
その手はテスターのコートを捉え、天井から引きずり降ろす!
ドボン…
着地先はなんと、広場の噴水。
水中で、ぎゅっと目をつむる霙。慌てるテスター。
霙はそこに何故かあった取っ手を掴み、水からあがる。
[作戦成功、であるな]
「へっ。そうかもな。
…で、この取っ手何——」
霙の手に掴まれていたのは、大きなアタッシュケースだった。
「は、これって…⁉」
[依頼の写真と一致しておる。見事ぞよ、霙]
良かった、思わぬ形で依頼も達成…
「あはは!めちゃくちゃじゃん君ィ…!」
皮肉たっぷりな笑顔で見てくるテスター。往生際が悪い。
「無事に持って帰るまでが
僕がそんなことさせないけど…あれ?」
漸く、身体の表面が凍てついてることに気づく。
「あーあ。【
水分の多い表面を凍らせられるんだわ。おつかれ~w」
「ふっ…ざけんな、僕は早く行かないと…娘たち、娘たちが!」
身動きのとれないテスターへ、一人と一輪が迫る。
[同情を誘うのは無謀ぞよ。交換条件を示すのだ]
「…正直もう痛いし早く寝たいし、
放っといていいよな?こいつ」
「待ってくれ待ってくれ、金出すから頼む!」
「あーそうだな、」
霙はしたり顔で、いたずらっぽく言った。
「3600万くれたらいいよ!」
〇ー♢ー〇ー♢ー〇ー♢ー〇
エレベーター内で人に潰されるリーヨウ。
「どーしよ…一旦すまほで電話…!」
「邪魔ですよ」
「どいてどいて!」
「わ!」
またも押し流され、エレベーターを降りることに。
リーヨウは再びスマホを持ち——
あの手裏剣を思い出す。
「…先にこっちに連絡しよ」
「分かりました。はい、なるべく早く。」
連絡を終え、初めてこのフロアを見渡した。
地下だからか灰色や緑ばかり目につき、あるのは切符売り場や両替機。
一直線の長い通路は坂になっている。
「おっ!一番会いたかったのが来た♪」
立ちはだかったのは、ブレッドメイトの一員・センス。
「あれ?手裏剣の敵とちがう?」
「ん?ああ、テスターね♪今頃チマチマと姑息にやってるよー
…僕はチマチマより、こっちの方がいいけどね!」
ドンドンドン!!!
嫌に響く大音量に、リーヨウは耳を塞ぐ。
火花を散らしながらぶつかった掲示板は、画面が割れて煙をたてている。
「電光掲示板が壊れた⁉」
驚いてセンスを見ると、両手に爆弾を持っていた。
「いっしょにあそぼ♪」
ドン!
「わっ」
次々来る爆弾を跳んで避けるとは、身軽なものだ。
しかし壁や看板はボロボロに!
「威力やば…っていうか、なんで攻撃するの!」
「ルーたちのことをジャマしたいだけだよ♪それっ!」
ドン!ドン!
避けられた…と思ったが、
ドンドンドンドン!
リーヨウの着地先めがけて連投される。
「う………」
爆風に吹き飛ばされ、リーヨウはロッカーに背中を打ち付けた。
「張り合いないなぁ。
あれやってよ、あははは!ってやつ♪」
寄って来たセンスが、リーヨウの顔を覗き込む。
「………ヒダネさんと、
「楽しければなんでもいいよ!無邪気どうし、本気でやろうよ♪」
そう言うや否や、至近距離で爆弾を振り上げた。
ドン!!!
パラパラパラ…
ロッカーがへこみ、倒れ、そしてリーヨウは…。
「ガキみたいだね」
と笑った。
「……えぇ⁉キミも似たようなもんでしょ!
単純で、無邪気な子供——」
リーヨウの目に映るのは、センスではない。
鯵啞南西の、民族一家だった。
『親父、お袋、姉貴!にちはっ!』
『リーヨウにちは。貝ひも焼いてるわよ~』
『ボクね、ボクね、えらいひとになる!』
『はは、でかい夢だなぁ』
『えらいひとって、何してもいいんでしょ?みんなから「はは~」って、
こう!あたま下げられるの!それで~、マンゴーとかパインとか
い~っぱい食べて、まいにちあそんで暮らすんだ~!』
幼い顔で、いーっと歯を見せて笑った。
―――ボクのような身分の高い人間は、何をしても許されるのだ!
提灯の都で、リーヨウが放った一言。
これは、幼き日の夢を交えていたのか…
「…はは。ほんっっと、ガキみたい」
昔の自分を嘲笑った後、
焦げて、破れた袖で伸びをして、ゆらりと腕を下ろす。
「なにが『えらいひと』だ。なにが『無邪気』だ。
ボクは空気を読んで、場を明るくする下っ端だよ」
…12歳とは、ここまで大人びて見えるだろうか?
これまで彼は、他の団員が暗く沈んだときに元気づける、ムードメーカーを
自ら担ってきた。
しかし、下っ端…。リーヨウがそんな風に自分を卑下するとは。
「え…なに、急に雰囲気が変わ――」
「お望み通り
さぁ、早くカオスに仕立て上げよう」
【火種】のお出ましだ。センスの前に、広範囲で炎が襲い掛かる。
導火線に火が付き、センスが慌てて投げようとすると
ガシッと腕を掴まれ、
火のついたお団子…リーヨウの顔面が迫る。
「——花火って、ボクだぁいすきなんだ…♡」
ドカン…!!!!
「げほ、げほ…自分もろとも、爆破してくるとは…」
「ボクの地元ね、花火をつくってるとこなの。火薬は燃やすと威力増すんだよ♡
知ってた?」
「知ってるに、決まっ」「低民の意見なんて聞いてないさ。ボクにしか発言権は無い」
リーヨウはあの爆発の後でもまともに立っており、
倒れ込んだセンスを見下すにはちょうど良かった。
「あ!ロッカー壊れてるし、たんまり頂戴していこうかな♡」
「え、ちょっとそれ窃盗」
「爆弾魔が言えた台詞じゃありませーん」
「ぐ……」
センスが【火種】とリーヨウのペースにのまれている間に、他人の財布をエコバッグに放り込んでいく。
「よし、これで全部…」
「油断したね?二回戦目だよ♪」
ドン!
復活したセンスが攻撃するも、リーヨウはしれっと避ける。
それどころか、
「これ以上ボクの衣装を剥ごうなんて、いけない子…♡」
なんて言う余裕さえある。
…いつもの無邪気さが全くない程、リーヨウは悪い子だ。
【火種】の炎に焼かれて燃え広がる通路を見て、
更に悪いひらめきをするリーヨウ。
「雑魚低民、外しすぎじゃない?それともボクが恐れ多い?」
「っ言い過ぎだよ!次は当てる!」
センスが爆弾を振り上げたところ、
「——何をしている!」
警備員が駆け付けてきた。
「来てくれたんですね…!そこの爆弾放火魔に襲われて、ボク怖くて…!」
「君が通報した子だね。本部、地下1階にて少年を保護。」
「ちょ…ちょっと待った!燃やしたのはキミじゃん!」
「何言ってるのこの犯罪者…その手に持ってる爆弾は何?」
人の財布が沢山入ったエコバッグを持ちながら言う台詞ではない。
「通路が燃え、掲示板が破損するほど凶暴とは…署まで来てもらおう」
「いやいやいや、じゃあこの子も同罪だから!」
センスと警備員に訴えかけるように、リーヨウは目を潤ませた。
「ボクの手にはなーんにもありません…なんなら、身体検査をしてもらっても。」
…確かに、リーヨウが道具を使って
火をつけた証拠は、無い。
「…通報ありがとう」
警備員に引きずられながら叫ぶセンス。
「…っあくどい!」
「あは、12歳はちょっと悪いコトに憧れる
お年頃だからね♡」
そう言って、リーヨウは無邪気に笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます