先生と先生

 会社でスマホ教室の先生をやっている。

 業務としてではなく、同僚おじいちゃんに教えを請われ暇なときに教えている。

 同僚じいはジョギングが趣味らしく最近スマートウォッチを導入した。

 そこでスマホとスマートウォッチを連携させてくれと言われた。

 いや知らんがな。

 私はジョギングもしなければスマートウォッチも使ったことが無い。

 しかし日頃の恩があるので断れず、いじくりまわしたら連携できた。

 またあるときは、機種変更したからLINEの引継ぎをやってと頼まれた。

 難なく出来たが私より友達の数が多く少しムカついた。

 この多趣味め!

 同僚じいは還暦が近くもう少しで引退なので少し寂しい。

 バリバリに仕事ができる方なので尊敬していた。

 助けが必要なら退職後も出張サービスしてやろうかしら。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る