闇バイト節

解体業

前置き

 かつては「知らない奴が損をする」が通用した。しかし今は?無知な奴をそのまま放っておいたがために闇バイトを闇バイトと見抜く術を知らず、リスクも知らずに闇バイト運営側に身分証などを送る。そして、個人情報を使って脅されれば一丁前に自分を守ろうとする。犯罪を犯していても、今が一番罪が軽い時だと知らずに。こうなれば被害を被るのは知らない奴だけではなく、強盗によって暴行などを受ける巻き添えの第三者(これも実は「知らない奴」なのかもしれないが)である。「知らない奴だけでなく、知ってる奴だって損をする」である。

 こんな事態になった原因は行政・立法・司法あるいは企業や宗教、学校にある...などということは私には思えない。こんな世相の穴をついた闇バイトが上手だったというだけだと思う。

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