第6話 初戦闘(蹂躙じゃ、鏖殺じゃ)
あ、見つけた。
安定のスライムだった。
「そんじゃ、鑑定!」
個体名 スライム
鑑定Lv1って名前しかわからないってまじ?
でも自分のはわかったよ?
まあ、レベル上げればいいだけか。
そう考えていると、
「おっとっと!」
お菓子が食べたかったわけじゃない。
スライムが突っ込んできた。
スライムは青色で中央に赤い核みたいなのが浮いてる。
持ってきていた短剣で一刺し。魔石になって、死んだ。
レベルは上がらなかった。
「ん?」
後ろから物音がして振り向くと、
ゴブリンが斧を掲げて不敵な笑みを掲げていた。
まるで「後ろがおそまつすぎてウケるwちょろいわ〜」とでもいうようだった。
前にローリングして斧を避けると、頭に声が響いた。
『敵の察知に成功。回避に成功。適性の効果によりスキルポイントを消費すれば「気配察知」と「緊急回避」が取得できます。』
と。
気になるが手に持つ短剣をゴブリンの顔面に投げると即死して、魔石だ毛残して消えた。ダンジョンでは弱い魔物は肉体を維持できず素材などを剥ぎ取れないらしい。
スライムとゴブリンの魔石を拾うと別の奴らがうじゃうじゃ出てきた。
こうなれば、、、
「蹂躙じゃ!鏖殺じゃ!」
その日新宿ダンジョンでは入り口と奥で叫んでいるヤバいやつを見かけたという話が多く寄せられた。
初の戦闘で命を奪うことになった亮一はなぜここまで心が落ち着いていられたのか?
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