第50話 蟲毒

【敗走】異世界側のダンジョンマスター達のスレpart11【壊走】


77:774のダンジョンマスター

誰か直接戦闘を見ていた奴はいないの?


78:駆け出しダンジョンマスター

ダンジョン外に持ち運べるカメラ安いやつでも1万DPするから高いんだよ


79:ゴブリンマスター

めっちゃゴブリン狩られた

北門にもたぶんやべえ奴居たぞこれ


80:774のダンジョンマスター

冒険者が入って来てるダンジョンいる?


81:774のダンジョンマスター

なんかゾンビ入って来た


82:ゾンビマスター

お前ら全員死ね


83:勇者殺し

こっちもゾンビ来やがったふざけんな


84:新米召喚士

なんかお前ら大変そうだな


85:774のダンジョンマスター

は!?ダンジョンにモンスター派遣してる奴いるの!?


86:ゴブリンマスター

やめてようもうゴブリンいないんだよお

戦力8割ぐらいしか残ってない


87:774のダンジョンマスター

出し渋ってる奴いたのかよ


88:774のダンジョンマスタ

ダンジョンマスターの数減ったけどこれゾンビにやられてる奴いるの?


89:774のダンジョンマスター

ダンジョンの中を空っぽにして全部出撃させてる奴なんておらんやろ

……おらんよな?


90:狂気の開放者

俺は全部出した


91:774のダンジョンマスター

>>90

地球組は帰れ


92:774のダンジョンマスター

暇だからって交配実験しているの羨ましい


93:駆け出しサイクロプスマスター

これなら韓国カルテットの方に乗っかってれば良かった

……いや、近場に良い餌があるのはこっちも変わらんな?


94:774のダンジョンマスター

あの嫌韓カルテットどれだけ儲けたんだろうな


95:774のダンジョンマスター

オーガ派遣してる奴誰だ

お前何人か冒険者殺してたから絶対DP稼げていただろ


96:ダンジョンマスター殺し

ダンジョンマスターのDPうめえええええええええええ


97:774のダンジョンマスター

うわ


98:774のダンジョンマスター

え、これ勇者の記憶とかどういう扱いなるの?


99:サキュバスマスター

ダンジョンマスターが集まって潰し合うって蟲毒かよ


100:狂気の開放者

共闘しろよ




戦闘が一段落したので冒険者ギルドに戻り掲示板を覗くと蟲毒派が産声を上げようとしていた。やっぱり出し惜しみしていたダンジョンマスターは多かったみたいで、戦力を温存していたダンジョンマスターが全力を出したダンジョンマスターのダンジョンに侵攻してDPを稼ぎ始めた。


ダンジョンマスターを殺した時のDPが美味しいのは、配下のモンスター達も消えてDPに変換されるからだろうね。最後に他のダンジョンマスターへ嫌がらせをするなら自殺推奨ってところ。


互いに疑心暗鬼で全力を出せなかったから、侵攻が失敗したと考えても良い。……共通した理念の元で共闘出来ていた嫌韓カルテットは稀有な例なんだろうなあ。あいつらの元に集まったダンジョンマスターの数も多く、直近では北朝鮮にも喧嘩売ろうとしていたんだけど北朝鮮に喧嘩売ったら核が飛んできそう。


……向こうは上の4人ががっちり組んでいるというか、互いに互いのモンスターを貸し借りし合って混成軍になっているので裏切るとかは当分ないと思う。少なくとも前の周の嫌韓トリオの時は半年後の最後の時まで共闘してたし。


逆に異世界側は仕切る人がいないっぽいから、これからは蟲毒で力を付けたダンジョンマスターが周囲を呑み込み強大化する流れ。


これこの街が陥落していたら成功経験が積めて、出し惜しみもなくなっていただろうからテトラ王国自体が陥落していた可能性は高い。だけど初手の侵攻が止まって同士討ちが始まった以上、その心配はなくなった。


……この後は他人のダンジョンをちょっと覗きに行こうかなとも思ったけど、異世界でしか手に入らないアイテムとかの収集に注力しようかな?前の周で序盤に最後の勇者が回収し切れなかったものというのは結構あるし。異世界観光したいし。いやでも他人のダンジョンも覗き見したいなあ。このタイミングじゃないと見れないダンジョン多そうだし。


「儂らのパーティーは銀貨78枚じゃった。今回銀貨以下の分は切り上げじゃな。

赤剣の冒険者を抜かさないように狩ったから額は微妙なのじゃ」

「あれ異世界側の勇者だったし、あれを抜いて狩ると目立つから丁度良かったんじゃない?というか集計出来ていたのがビックリだわ」

「後ろの城壁の上でギルド員が監視してたよ。

イツキが一番倒した数は多かったけど、貢献度ではテンカの方が上だろうね」

「俺はゴブリンだけだったしな。

……案の定、死神勇者は南門で最優秀者か」


今回、元から街に居た冒険者と最後の勇者は全員に西門の防衛に当たり、追加で来た人員は北門と南門に振り分けられていた模様。南門が落ちなかったのはあのエリート営業マンのお陰だろうな。なんか各門で一番成績の良かった人はギルド長に呼ばれているし、目立たなくて良かったと思う。


そして冒険者ギルド内に併設されている食堂のテーブルで、オークの唐揚げを摘まみながら、今回の報酬を分けるフリでもしつつ会話を続けていると、修道服を着た1人の少女が声をかけて来た。

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