第7話 モンスター召喚

ゴブリンは雄が1体50DP、雌だと1体100DP。雌は最大10体のゴブリンを産むようだけど個体差はあり。妊娠期間は大体1ヶ月だが、これが短いようで長い。序盤、繁殖待ちをしている間に攻略されたダンジョンの数は結構多い感じ。妊娠中は戦えないみたいだし。


初期3種は全員1体50DPがベースだからわりと安い上に、Gランクのモンスターなら1体につき1日0.1DPが収入として入って来るから拡張分ぐらいは賄えそうな感じだ。スライムは栄養を与えていると一定時間による分裂で、スケルトンは死体があれば増える感じ。ゴブリンの死体からでも増殖できるのはスケルトンの強みだ。


ちなみに気になった爆弾ゴーレムは2メートルぐらいの通常種が500DPで10メートルぐらいある大型種が1000DP。Cランクのモンスターだけど取れる行動が「転がる」と「自爆」しかないから格安になっている感じ。繁殖できないのも低DPに影響してるのか。


単純計算であの最後の隕石連打にダンジョンマスターが使ったDPは1体1000DP×10億体×10日×2世界で20兆DPなんだけど、モンスターの召喚というのは結構な割引がかかっていく上に集団で召喚した場合の割引もあるから最終的には1兆DPとかその辺になるかな。召喚タイミングをズラす遅延召喚とダンジョン外への召喚は専用のスキルを所持していれば無料らしいし、召喚の逆、送還をすれば召喚するのに必要なDPの半分が返って来る。たぶんそれで、全てを清算して必要なDPを捻出したのだろう。


燃え尽きずに10メートル級の隕石が落下して来た時の威力って相当なものだろうし、たぶん気候変動とかもあっただろうからテレビ局とか通信機能が全滅した後、再建する力がなく人類滅亡って感じかな。あ、爆弾ゴーレムが大半を葬り去った後に別のモンスターを召喚している可能性もあるというか掲示板見たら殺戮ロボとかいう物騒なモンスターを大量に解き放っているようだから人類滅亡不可避。悪役として満点過ぎる。


……人類に裏切られた様子は掲示板で見て取れるから、色々とあったんだろうな。と思いきや初期からコイツはゴーレムマスターとして名を馳せていた上に嫁が全員オートマタとかメイドロイドで染まってるから生粋の人間嫌いかよ。というか称号の熟練ゴーレムマスター、保持効果だけでもゴーレム種の召喚時DP3割減ってかなり強いな。


特定の種族ばかり召喚すればするほど割引率はどんどん上がるようだし、ある程度は方向性を決めたいんだけど最初の召喚はSSランクのレシピまで揃っているから、SSランクからにしようか。出来れば賢い奴が良いんだけど……ステータスのINT順に並び替えると、トップに来るのは九尾。


モンスターを選択する画面には、デフォルメされたキャラ画像も表示されるんだけど九尾はなんか全体的に怖い感じのイメージ。でも尻尾はふかふかしてそうだし、SSランクの中では安いからコイツで良いか。


2000万DPを使用して召喚しようとしたとろこで、ちゃんと割引が入って1620万DPになっていることに気づく。称号のラストホープは保持効果がSランク以上のモンスター召喚時DP1割減だからかなり有用。あと全レシピ解放の称号で更に10%減。こういう軽減効果は乗算されていくからやっぱり狂気の解放者も欲しかったな。2週目で取れたら嬉しいけど上手くいくかな。


とりあえず九尾の召喚を確定させ、登場位置をパソコンの右側に設定するとその通りの位置に魔法陣のようなものが描かれて九尾の狐が現れる。


大きい狐に、そのまま尻尾が9本生えた感じだから飛び込んだらモフモフ天国だろう。飛び込むか否か、しばらく九尾と見つめあっていたら、九尾の身体が発光する。一瞬の間に、九尾は浴衣姿で胸が溢れそうになっている金髪巨乳な長身の美女に変化した。


「これでどう?」

「チェンジで」


……ただ立っているだけで色気が凄まじく、正直すぐに手を出したいところだったけど、ここで性欲に負けると嫌な予感しかしなかったのでロリ化して貰う。傾国のお姉さん系九尾も良いけど、個人的に傍にいて欲しいのはのじゃロリ婆系九尾の方。人化出来る点については特に驚きはなかった。SSランクなら大体人化出来るそうだし。


「こんな幼い姿に発情するの⁉︎」

「いや発情しないためにその姿にしてるんだが。

あともっと胸減らして壁にして、語尾にのじゃを付けるのは毎回でお願い。

それと、出来ればもっと童顔に出来る?」

「……諸々わかったのじゃ」


掲示板で色々とモンスターの検証はされていたみたいだけど、共通しているのは『絶対服従』でどんなに強いモンスターでもダンジョンマスターの言うことは聞いてくれるらしい。まあそうじゃないと現代人はゴブリンにすら下剋上で負けそうだし、実際に指示を出したら言うことを聞いてくれるみたいなので一安心できた。


最終的に、わりと自身のイメージ通りの『のじゃロリ狐娘』が出来たので満足。浴衣姿はそのままだけど、北半球は隠すようにちゃんと着てくれたのでいやらしさは微塵もない。巫女服とか似合いそうだし、あとでショップで買っておこうか。

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