第41話 佐藤、VTuber始めたってよ

 衝撃の事実、発覚。

 まさかの佐藤、前世があの嫉妬の大悪魔だったとは。

 びっくりだよ、僕。

 だって一番と言っていいほど敵側陣営で活躍しただぜ?

 僕あの時完全にあいつ消し去ったと思ったんだけどなぁ。

 まさか転生してるとは。いっそ笑えてくるね。転生の魔術を使用するのを見逃したその僕のドジさに。


「神皇さまや、あいつどうしますか?」

「そうだねぇ、、、」


 一応神皇さまはあの戦争によるトラウマを克服したと言っている。

 だけどそれを鵜呑みにするほど僕も馬鹿ではない。

 だって神皇さま、めっちゃ険しい顔して考えてるも——


——「とりまあいつもVTuberにするか」


 前言撤回。トラウマ克服するどころか神皇様はあいつをおもちゃにするらしい。


「、、、マジすか??」

「マジだよ?」

「どうしてそんな考えに?」

「、、、あの悪魔もそう望んでるから?」


 なるほど理解。

 どうやら神皇様、あいつの心を読んだらしい。


「いや読んでないけど」


 読んでないらしい。


「じゃあなんであいつがそんなこと望んでるってわかるんですかい」

「、、、勘?」


 もう、殴り飛ばしていいすか?この上司。

 いいっすよね。僕、本当だったらこの日口宮で遊ぶ予定だったのに無理やり連れてこられたんだから。

 うん、そうしよう。僕はこいつを殴り飛ばす。


 拳を握り締め、構える。全体的にアニメ風にするフィルターをかけ、録画も忘れずに。今度これ投稿するんだ、僕は。


「ちょ、待って待って!」

「なんですか?言い訳は聞きませんよ」

「今君がここで僕殴ったらここら一体消滅するから!」

「安心してください、再構築します」

「消し飛ばす前提ッ?!」


 当たり前じゃないか。そのために僕はこれまで配信しながらも自身の権能を鍛えてたんだから。多分おそらくこれまでよりも1%くらいは権能の使い方も上手くなってるといいね。


「しかもそこまでの力があるとはわからず考えてることは願望系?!」

「なんですか。何か悪いんですか」

「いや悪いに決まってるじゃん、、、」

「何も問題はないですよ。この悪魔の生まれ変わりも消せる、いい機会じゃないですか」

「え、私消されるの?」

「「え??」」


 意識だけ僕の作った仮想世界に飛ばしてだらーんってなってた佐藤くん、どうやら起きたらしい。

 いや佐藤って呼べばいいのかレヴァタンって呼べばいいのかどっちなんだろ。わかんねぇや。


「あ、いや、消されることはない、、、と思うけど」

「神皇様や、チャンスをなぜドブに捨てるんですか」

「いやだって生まれ変わりってだけで消すのはかわいそ——」

「甘い、甘いよ神皇くん。まるで甘い果実が太陽の下で完璧に腐り、光を吸収して最強に甘い死神のような果汁を、舌の上で溶けるたびに人生を疑うほど甘い」

「、、、それ甘いの?」

「知らん。多分甘いんじゃねぇの?」

「???????」


 いやさ、神皇様や。何

 僕だったらまずそいつを消し飛ばすぜ?まぁそれに僕は失敗したわけだけども。

 悲しいかな、僕はあの時まだひよっこだったんだ。

 ま、今だったらこいつに何もさせずに消せる自信あるけどね。

 あくまで自信があるだけ、これ大事。


「わ、私はまだ死にたくない!」


 あ、逃げた。レヴァタンくん逃げた!


「追いかけないんですか?神皇様。今なら僕あいつ消し飛ばしてきますよ。無料で」

「今ならってことは君いつもだったら金取るってこと?いやまぁそんなことはどうでもいいんだよ。別に僕はあいつを消すつもりはないよ」

「なんでですか、絶対消したほうがいいですって」

「そこまでしてなんで君が消したいのかは知らないけど、多分あいつ自分から僕らに。それも僕らの土俵でね。そんな面白いイベントの種をなんで今摘まなきゃなんないのさ」

「えー?あいつ仕掛けてくるんですか?」


 少なくとも僕にはそう見えん。

 あいつ絶対逃げるよ、多分おそらく50%くらいの確率で。


「仕掛けてくるよ、だって僕あいつが仮想世界にいる時の考え全て読んでたもん」

「、、、ストーカー」

「違うから!神話で浮気不倫しまくって下半身に脳がある猿とか呼ばれてるゼウスくんには絶対に言われたくないから!それ!」

「んなっ?!そんなこと言われてるんですか?!」

「え、知らなかったの?」


 え、マジかよ。僕そんなふうに思われてるの?

 1000%デマなんですけど。

 アフロディーテ以外の女神に話しかけることすらできない僕だぜ?陰キャ舐めんな。陰キャの主神舐めんな。

 それもアフロディーテと話す時、だいたい口論か殺し合いしてるし。


「ちょっとこれは次の配信で話さなければならないですねぇ、、、」

「あ、でもアフロディーテくん今違う世界に派遣してるから弁解できないんじゃない?」

「なんであいつが必要かと思ったんですか。絶対あいつがその場にいたら僕嵌められるし呼ぶつもりなんか皆無ですよ」

「部下にはめられる上司とはこれいかに」

「あなたもそうですけどね?僕あなたに尊敬の念なんて抱いてないですからね?」


 いやそんな「ガーン」って効果音が鳴りそうな顔したって無駄だよ。

 だってあんたと僕、似てるんだよ。主に悪いところが。


「はぁ、、、帰ろ」

「そうですね、帰りますか」


 そうして僕らは半ばなげやり気味に家に帰った。

 そう、その時は覚えてすらいなかったんだ。

 街中に放出したテロリスト集団の存在など。この集団を捕まえるために自衛隊が出動して僕に文句が出たのはまた、違う話。


——そして、なぜかマジで佐藤がVTuberデビューしたのはこの話



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投げやりにこのSSを終わらせ、早く口宮に嫌がらせしたいと思いながら学校で書いてますどうもtanahiroです

これからもね、佐藤くんには悲しい不憫キャラとして登場していただく予定だよ

まぁ一応前科あるし特に悲しくはないかな?

あ、宣伝しときます

ルシファーをそろそろ連載再開する予定

見てない人は僕の小説のとこから見てねー

それ以外もちょくちょく更新するから見てねー


ネタ募集(という名のうざいキャラへの嫌がらせ募集)フォームへの案の投稿ありがとうございます

まだまだ募集してるからぜひ投稿してきてね

リンク: https://forms.gle/UQ8DAcitM2MKhtGx5


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してくれたら作者が飛び跳ねながら喜びます

ついでに言ってくれたら近況ノートとかでお礼します

強欲な作者からの切実なおねがいだぞ

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