【ｶｸｺﾝ10ｴｯｾｲ】小麦転生☆米粉無双～小麦のない世界に転生したぽっちゃり女子の私は米粉で無双する！

第1話 トラ転ならぬ小麦転生

（※私は医療の知識もなく、それに携わる職業でもないことを予めご了承ください）

　こんにちはー。

　天城らんです。はじめましての方は、はじめまして！

　これから、よろしくお願いします。

　二度目ましての方は、いつもありがとうございます。

　これからも、よろしくお願いします。

　さて、タイトルに惹かれてやって来た方も多いと思いますが、これはエッセイでノンフィクションです。

　転生物を期待してた方はごめんなさ～い。

　ホントはノンフィクション小説風に出だしを書いたのですが、色々と当時のことを思い出してしんどかったので、サクサク削除してしまいました。

　もっと軽く書きますよ～。

　悲壮感ただようのイクナイ！

　えっと、端的にいうと私は２０１１年の５月に、『運動誘発型小麦アレルギー（アナフィラキシー型)』と診断されました。

　ゴールデンウィークに、イタリアンレストランでパスタとピザを食べて、ちょっと散歩をしたら、バアーッと全身に蕁麻疹が出て、血圧低下、意識朦朧で救急車で運ばれちゃいました。

　てへぺろ☆

　運ばれた病院で告げられたのは、食物アレルギーのアナフィラキシー反応だったということ。

　それまで、食物アレルギーとは無縁だったので、晴天の霹靂でした。

　数種類のアレルギー検査を受けたところ『小麦』に強い反応が出ていました。

　えっ、それまで私、毎朝パン食だったのにウソでしょ？？

　けれど、血液検査では明らかにクラス４（アレルギーのランク）の小麦の陽性反応がありました。

　その時の私は、もう成人してだいぶ経ついい大人です。

　まさか、今ごろになって食物アレルギーを発症するなど思ってもいません。

　小麦のアレルギーの中でもとりわけ『グルテン』に強く反応がありました。

　グルテンわかります？

　小麦と水を練ったときにできる強力な粘り気のある物質のことです。

　多くの料理に不可欠な物で、パン、ウドン、そうめん、ラーメン、パスタ、パイ……。

　小麦を伸ばす系の料理はこのグルテンがなければ成立しません。

　なのに、その日から私にとって小麦粉は摂取したら死ぬかもしれない『毒』となりました。

　世の中に、小麦製品は満ち溢れています。

　スイーツ好きのぽっちゃり体型の平凡な私は、突然、小麦なしの異世界へ転生してしまったのです。

　果たして生きのびることができるのでしょうか！？