第40話桜色の進軍ラッパと時空の歪み!

小沢の言葉を聴いて愕然とした!


「曲がり角勇二内閣総理大臣殿!」


やはり夕勇二さん!


それは落胆では無く小沢の言葉の期待を裏切る形で、桜色の進軍ラッパの音色を脳裏から聴いていた。


 国道からダンプカーのクラクションが響く!


プアァーン!


 ハウリングが届き風に乗って篠山の周囲で舞い始めた。


 時にはワルツの様に、時にはロックの様に、8ビートを刻むハウリングは篠山の左耳から侵入し、再び右耳から脱出しなかった。


 8ビートから16ビートのハウリングに変り意識が遠退く・・・。


 ガガガ!バリバリ!


バリ!バリ!ドドーン!

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