第22話時空トンネルから神戸へ!

目覚めた時は大雨で、ザーザーと翼や機体を打つ雨音に叩き起こされたと言って良いほど、篠山は身体中が痛んで、痛みを意識しつつも身体は上空を飛んでいる様にフワフワと浮いていた。


 死んでしまったのか?


そう考えたが、身体の痛みに生きて居ると実感していた・・・。


コンコンコン!


操縦席を叩く男が居る!


日本人?良かった・・・。


 コンコンコンコン!


操縦室のガラスを叩く。


「ちょっと、御兄さん!」

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