第32話会う度に惚れた
英会話教室で英語の単語や文章を覚えるのは大変だったけど
彼に会えるのが嬉しくて
恥ずかしくないように
予習復習していった
上手く話せた時は
やったーって
心の中で叫んでた
彼は優しいから 周りの人からも
とても好かれていた。
彼の周りには、彼と話したい人で
いつも溢れていたんだよね
彼が笑うと
みんなが笑って
その笑顔を見るのが
嬉しかった。
方向が一緒の私は
帰りにご飯やカフェに行って
色んなお話をした。
彼を知れば知るほど
私の中の彼の存在が
大きくなって
もっと彼を知りたくなった。
そして、私の中に少しずつ
嫉妬が芽生えた。
彼の周りの女性に嫉妬した。
彼が女性の名前を呼ぶだけで
辛くなった。
彼と親しい人が
増えるだけで
胸が痛くなった。
私は彼の1番じゃないから
彼の一番になれない私
帰り道だけ
彼を独占できて嬉しかった
でも、
私の中の彼への気持ちが
大きくなりすぎて
押しつぶされてきた
あっ
ダメかも
わたし
嫉妬してる 可愛くない
今の私
可愛さない
そう思ったから
諦めることにした
私の中の
彼への気持ちに
stopをかけようと思って
少しずつ
距離を置いてしまった
彼と距離を開けてしまったから
向き合わなかった 私が悪い
好きだから
離れた
自分の心を傷つけたくなくて
離れた
わがままだよ
私
振り向かせる
勇気なんて
ない
だから
離れた
でも
遅かった
離れれば
離れるほど
私の気持ちは
大きくなった
苦しくて
辛くて
悲しくて
あっ
いつもと一緒
わたし
また逃げる
好きな人に気持ち伝えずに
逃げちゃうんだなぁ
ダメなやつ
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