第23話辛いけど覚悟を決めた
メールが来ても返信しない
そう決めたの
私
あなたのことが
本当に
好きになっちゃったから
私が望んでたのは
彼女の座ではなかった
ただお話がしたかった
楽しく話せたらそれでよかった
私が話したいから
時間作ってって
お願いを何度もしたのに
彼は
何一つ
考えてくれなかったし
返事もくれなかった
自分の都合で
連絡してくる
一言二言で終わる
メールに
何の意味があるの?
ただの生存確認?
そんな
連絡なら
いらない
だって
普通に会話できれば
私は満足だったから
それすら
してくれないから
私の中で
もやもやし始めたし
憶測に過ぎないけど
他に私みたいに
都合がいい女の子が
いるんだと思う
寂しい夜を
埋めてくれる人がいるんだよ
寝る前に
声が聞けたら
ぐっすり眠れるから
彼が望んでいるのは
そこなんだよね
ぐっすり眠るために
誰かの声が聞きたい
声を聞かせてくれる人なら
誰でもいいんだと思う
なんでか知らないけれど
彼の好きな人は
声を聞かせてくれないの?
そのポジションに
その人が収まってくれれば
彼だって都合がいい人なんて
見つけないんじゃないのかな?
わからないけど
私の考えてることだし
私は自分が都合の良い相手だって
分かって連絡を取り合っていたけど
辛くないわけじゃない
この関係はいつか終わることも
分かっているし
ずっとは続かない
彼が離れたくなれば
離れてしまう
わかっていたけど
やめられなかったから
やめたくなったのは
辛くなってしまったから
だから
もう辞めよう
自分の気持ちも
大切にしないと
そう思った。
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