第12話 昔の好きだった人に似てるから
彼から言われた一言
私は昔好きだった人に似てるらしい
思い出と重ねてる
そう言われた時
ショックを受けると思ったけど
受けなかったんだよね
なぜかわからないけど
なんとなくそんな気がしたんだよね
私とのやり取りしている時
誰かと重ねているような
そういう素振りが見え隠れしていたから
私を見ているのか
その人を思い出しているのか
わからないけど
多分
過去を思い出しているんじゃないのかな?
女の勘は当たる
ちょっとしたことで
気がついてしまう
隠してるように見えて
隠してない
だから
私もストレートに
話すことにした
彼にわかるように
彼は
気が付かないふりをしていたけど
それでも
関係を壊そうとしないので
それでいいと思った
ただ、私はもうこの恋に未来がないことが
わかっていたので
期待することは辞めて
今を楽しむことにした
友達としての好きに戻そう
そして好きがなくなればいい
いつも
そう思うようにしていたんだよね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます