お祀り
ライデン
お隣の天使様?NO!〝エンジェル様〟です。
第1話陰陽和合
ここ京都では、蒸し暑く寝苦しい夏が終わり、心地の良い秋晴れの朝が訪れている。
ただ。高校生にとっては休日であるはずの土曜日の昼近くの寝覚め(時計をみたら、朝の11時を少しまわった所だった)は、最悪で……。
身体が鉛のように重く、頭も痛い。目の下にはクマも出来ているだろう。
(世界なんて、さっさと滅んでしまえばいいのに)
心の底から、世界を呪う。
右眼を
俺の名前は、
実際。世界のバランスを全てとはとてもいえないながらも、保っている。うん。京都市中京区のごく一部くらいは。
その仕事のせいで、普段から大変寝不足なのだ。
(え、どういうこと?)と、思われるかもしれない。
こう説明したら、どうだろう?
“
♠♠♠
ノロノロとベッドから起きだし、洗面台で顔を洗っていると……トラックのような大型の車両がキーッと家の前にとまった音がした。
(そういえば、今日だったか)
今日から、新しい同居人が引っ越してくる。
その同居人は、俺と同じ歳の綺麗系女子らしい。
「同級生の女子と“おはよう”から“おやすみなさい”までずっと一緒とは、うらやまけしからんですな〜」
この件が決まった時、俺に大変おっさんくさい絡み方をしてくれたのは、俺の姉。10歳離れた
(問題は、そこじゃない)
俺にとっての
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