メントスコーラ爆弾







『我々の隊が後ろを守る、どうぞ』






嫌な匂いの風を掻き分けながら、

第五分隊は進んでいく。





向こうに見えるのは勝利の狼煙か、

敗北の印か。







「隊長、怪我人が多数」






「後ろの奴らは置いていけ、全員骸になるぞ」







「伏せてください」






激しい閃光弾が目の前を敷き詰める。








張り裂けそうなほどの爆音が鼓膜をつつく。







「もうこれまでか」






水に浮かべた文字のような声を出す。







「隊長、隊長」







ようやくその声が明瞭になった。







「隊長」




慌ててその声に振り返る。






これを使う他、もうあとは手段がない。






そう彼も念に入れといたようだ。






私はその言葉を放ち、承諾した。








彼はペットボトルの蓋をあけ、

その中にあるものを入れた。




前方にいる敵に向けた途端に、

あたりは燦然と真っ白になった。

















全てが消し飛んだ。
































『はい始まりました。

今夜も○○TVの時間だよ。

さあ早速、今日はこの実験を行います!

これらのものを混ぜてしまったら

どうなってしまうのか!

では早速、やって参りましょう!






















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