自閉症スペクトラムだが、慣れてきたのでだいぶ生きやすい。

うさぎは誇り高き戦闘民族

第1話 何ぞや?

「貴女自閉症スペクトラムねー」

 

 今から十年以上前。

 当時の自分は、自律神経失調症だったので、心療内科に通院していた。そこの主治医に唐突にこう告げられたんである。

「な、なんすかそれ?自閉症…エッ…?」

 自分は唐突にこう言った。

「自閉症スペクトラムは病気じゃないから、治療法はないわよ」

 主治医はこう言って、くるりと背を向けやがった。あの時の冷たい視線、口ぶりを未だに覚えている。忘れたいんだがねー。

 更に運の悪いことに、自分は俗に所謂機能不全家庭の出で、毒親には頼れない。てか、機能不全家庭の毒親のせいで、自律神経失調症になったんじゃいボケ!

 後に最大の理解者となる夫、良きカウンセラーさんにもまだ巡り会っていなかった。主治医がアテにならんのは上述した。

「仕方ねえ……自分で調べるか!その自閉症スペクト……なんちゃら…」

 今ひとつ頼りない自分だが、調べた。んで色々分かった。んで書く。

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