第34話 ザマァ計画②

“危ない!“

“攻撃あたっちゃう?“

“仮面割れる?素顔でる?!“

“まぁあたっても無傷だろ“


攻撃が仮面に当たり、仮面が砕け散る


僕が今日専用に作った仮面

これには少し特殊な効果をつけている

それは、仮面が割れた時まっさきにその顔を見たものの最も大きい感情が増幅されるというものだ

今、僕の素顔は全世界に晒された

まっさきに僕の顔を見た男


――バカ三人衆のリーダー、佐藤がその目を見開く


「なんで、、、なんでお前がノアやってんだよ!!」

「なんでって、別に僕がノアだからだとしかいいようがないよ」


怒りと憎しみと悲しみを混ぜたようなその目で、僕を見る

予想通り、増幅された感情は憎悪だった


”朗報、無傷”

”朗報、よくわからん小僧のおかげでノアの顔発覚”

”完全に日本人やね”

”それよりもノアに攻撃したこの不届き者だれよ”

”消せ消せ”


コメント欄も味方についている


これで盛大にザマァができるね

多分僕がこいつに何してもコメント欄は僕のこと弾圧しないだろうし


てかさ、こいつゴンザレスと山田はどこにやったんだ?


気になったのでこっそり総理に聞いてみる


「ねぇねぇ総理、あのバカ三人衆の残りってどこに行ったの?」

『あー、道中でモンスター押し付けられて死んでますね』


「うぇ?!」


やべ、驚いた声だけ大きい声出た


「な、なんだよ!何いきなり叫んでんだよ!!」


ほら、あのバカが気づいちゃったじゃない


「いやぁ、ね?君なかなかに最低なことしたんだなって」

「なに言ってんだよ!お前のドーピングと強力な魔導具使ってるほうが詐欺じゃねぇか!!」

「いやドーピングなんてしてないけど???あと魔導具なんて持ってないの見たらわかるじゃん」

「じゃあスキルなしの無能がそこまで強いはずがないじゃねぇか!嘘ついてんじゃねぇ!!」


”スキルなし?”

”あ、うちの学校に一人いるんだけど”

”スキルがないの?まぁ強いしいいじゃん”

”うんうん、探索者ギルド公認のSSSランクなんだし”

“魔導具に関しては誰も疑わないの草”


コメントも僕のこと認めてますけども

てかさ、


「もしさ、僕がほんとにドーピングしてたとしても一緒に来てた仲間にモンスター押し付けて逃げてくる方が最低じゃない?」

「っんな!なんでそれを知っている!!」

「いやねぇ?うん、秘密♡」


総理がここにいることばらせないしね

ん?そういえば総理独りだっけ?僕が読んだの


そんな疑問を抱いた瞬間、僕のスマホが電話をけたたましく鳴らし始めた

発信先は、「ヤン・デーレ」

その名前を見た瞬間、冷や汗が出てきた


「はっ!たとえ知られたとしてもここでお前を消せばいいものよ!!」


そう言いながら全力で殴りかかってくる

受けてもいいけどそれじゃあ電話に出れない

だから避け続けていると


「死ねぇええええ!」


そう叫びながら全力でスキル発動してきた

どんなスキルかは知らんが自分には害のない範囲攻撃だというのは力の分散具合でわかる

だからつい、


「ちょ、うっさい」


そういってつい全速力で近づいて手刀で心臓潰しちゃった


「っグハッ、、、」


その場で死にそうにうずくまるがそんなこと気にせず急いで電話に出る

探索者で尚且つA級スキル使えるんだしすぐには死なんでしょ、知らんけど


「はい奏多ですご用件はなんでしょうか」

『いやぁ、ね?私にもザマァ見せてくれるって言ったのに忘れられてるようだったから電話したの」

「すんません!でも配信見て貰えばわかると思うんですけど本人にもう致命傷与えちゃったんすよね。それでもきます?もうザマァのザの字もないと思うけど」

『安心なさい。既にダンジョンの前にいるわ』

「ほな亜空間つっこみますね」


それだけ言って、すぐに電話を切った

即座にヤンさんを遠隔で亜空間に突っ込む


『げ、ヤンさんくるんですか?』

「来るよ。いまの今まで忘れてたよ」

『マジスかぁ』


総理がもうなんかすごい落ち込む

仲悪いのかな、この2人


チラッとコメントを見る


“心臓を、、、貫かれている?”

“うぇ?!死んでる?!?!”

“心臓手で潰されてたぞ”

“グロ注意”

“この人殺人躊躇しないのね……“

”どうせ生き返らせることできるんじゃないの?”


ふっつうに会話してた

目の前で猿が殺されたってのにふっつうに会話してた


まぁ生き返らせれるのはほんとだけどもっとこう緊張感とかないの?

少しは糾弾されると思ってたんだけど


『それもあなたの実績からなんでしょうね』

「あ、来てたんだ。早かったね」


さらっと僕の横に来てたヤンさんが言う


“え、さっきから虚空と喋ってるの何?”

“目の前で死にそうになってる猿よりもそっちの方が気になる”

“ノアさん…奏多さんのことだし僕たちには見えない何かがガチでいるんじゃない?”

“本名言ってやるなしww、、、でも僕奏多って名前好き“

作者: ”僕の名前が田中だからね、少しもじってつけたんだ“


視聴者が不思議そうにしている

まぁいきなり何もないところに向かって話しかけ始める人がいたらそりゃあ疑いたくなるよね


『面白そうだし私ここで姿表していいですか?』

『ちょっと、今日私仕事は終わらしたといえ野党に無断でここに来たんですから出るなら私のことはバラさないでくださいよ』

『しょうがないわねぇ。ってことでここからだしてちょうだい』


おもしろそうだし出てもらうことにするか


少し手を振って空間を切り裂く


ヤンさんが優雅な足取りで出てくる


”ヤンさんだ!“

”名前に忠実な性格してるランキング第一位の人だ!“

”どこから出てきたの?!”


コメントが沸く

もう既に僕らには、目の前で僕に向かって怨嗟の念を呟き死亡した猿のことなど微塵も頭にないのであった


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遅れてSorry

でも投稿できたよ、褒めて

あまりにもザマァに向けて描くのが難しすぎたからネタにした

タグは消します()

でも思うんだよ。この猿にとってはこれが一番のザマァじゃないかなって

どう思う?


ネタ募集(というなのうざいキャラへの嫌がらせ募集)フォームへの案の投稿ありがとうございます

まだまだ募集してるからぜひ投稿してきてね

リンク: https://forms.gle/UQ8DAcitM2MKhtGx5


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してくれたら作者が飛び跳ねながら喜びます

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