第28話 総理襲来

「チッ」

「どした?佐藤」

「俺の父さんが露と繋がってたせいで捕まったんだとよ。これだからあれほどバレないようにやれっていてたものを」

「あー、佐藤の父さんってあれか。左翼代表の」

「あー!イライラする」


登校してきて真っ先に聞いた言葉がこちらです

お前の父ちゃん僕と政府の取引妨害しようとしてきたからね。ふっつうに処させてもらったよ


「あ、奏多が来たぜ。あいつでストレス発散したらどうだ?」

「お、そうだな。おい奏多、お前ちょっとこっち来い」


うぇー、呼ばれた

どうせ殴られるんだろうけどこれも僕の「ザマァ」計画のために我慢我慢


「おらよっと!」


まったく腰の入っていないへなちょこパンチが腹に刺さる、、、添えられる?

まぁとにかくそれくらいの衝撃なんだよね、これ

痛くも痒くもないのに演技をしないといけないの、地味に大変だよ


バレないような速度で自分の腹にパンチを入れる


「グフッ、、、」


我ながら痛い。めっちゃ痛い。やり過ぎた


「はーはっはっは、こいつこんなパンチでダメージ喰らってやがるぜ?やっぱ無能だろ」

「この学校くんなよー、ここは由緒正しき探索者育成高校なんですー。無能は来ないでください。邪魔ですww」

「さぁさぁ、ぼくたちも親切心で言ってるんだよぉ?無能なおこちゃまは出ていきましょうねぇww」


あ、ウザイ陽キャCいたんだ。気づかなかったね

てかこいつらこんな威力のパンチで僕のこと無能無能言ってるわけでしょ?

君たちがいなかったらたぶん戦闘の成績最下位だよ?よくそこまでイキれるね


「う、もう許して下さい。僕が何をしたっていうんですか」

「あ?無能がこの学校に来ること自体がアウトなんだよ」

「そうだぜ、さっさと退学届けだしてきな」

「お前という無能俺たち選ばれし人類とお前が同じ学校で学べるなんて勘違いしてねぇよな?さっさと去れやこの学校」


弱いのにここまでイキれるのもはや尊敬するよ

あとなんだよ「俺たち選ばれし人類」って

別にダンジョンはいれば誰でもスキルとかは獲得できるやん、、、僕は無理だけど


「おいお前らーふざけてないでさっさとせきにつけー。ホームルーム始めるぞー」

「ちっ、命拾いしたな」


いや殺す気なのかよ、僕のこと

てか先生タイミングいいときに入ってきたな


そう思い、先生の方を見るとめっちゃおびえた目で僕のこと見ていた

まるで自分が殺されないか自分の命を握るものを見る目で


、、、もしかしてこの人僕のこと知ってる?

政府から何か言われたのかな

まぁちょうどいいタイミングで教室に入ってきてくれたからいいけど


ーーーーーーーーーーーーー


「そんじゃホームルームを終わるぞー。あ、天内はちょっとついてこい。個別に用事だ。校長が読んでる」


あ、これ絶対僕のことばれてるわ

じゃないと校長なんかに呼ばれんでしょうよ。なにもしてないし


そう思いながら、教室を出る

途端に先生の態度が先ほどとは180度変わる


「すみません!余計なところででしゃばってしまったでしょうか」

「あ、いや別にいいですけどどうしましたか?」

「こ、校長があなただけは丁重に扱えって。下手したら日本壊滅させられるぞといきなり脅されて、、、」

「いや日本壊滅なんてせんよ?!校長僕のことなんだと思ってるの??」

「は、はぁ。あ、校長室はこちらです」


適当に雑談、、、主におびえられながら歩いていると校長室についた

ドアを開けるとそこには、、、



なぜか総理がいた


「あなたが天内奏多さんですね。少し交渉しに来ました」


何それめんどくさそう


「え?なんすか??もしかしてクレカ返せですか?別にいいけどせめて代金はくださいよ?」

「違いますよ!!あなたがこの学校に通っている目的に手助けをします。なのでこれからも定期的にあの素材を売ってほしいのです」

「あ、別にいいけど。それヤンさんと約束しなかったっけ?」

「デーレさんに「お前自分でも行ってこい。死にたくなかったらな」って脅されまして、、、」

「あの人何考えてんの?!」


え、やなんだけど。どんどんと僕の間違ったイメージが拡散されていく

僕印象操作でもされてるの?

こんどヤンさんに文句いっとこ


「それで、、あなたの目的というのを教えてもらいたいのですが」

「総理ってさ、ラノベ読む?」

「とくに異世界のざまぁ系など大好きです。ざまぁ対象をいけ好かない議員などに当てはめてよく妄想してます」


その瞬間、僕と総理は固い握手を交わした


「わかるよ、その気持ち。僕もよく前世で想像したものだ。いけ好かない上司をどん底におとす想像を」

「わかりますか、この気持ち。私とあなたはなかなかに似ているようですね」


この瞬間、僕と総理は固い握手を交わした

主に上司やいけ好かない部下をざまぁする想像をする、そんな共通点から固い絆も交わされた


「でね?総理ってこの学校での僕の待遇っていうかほかの生徒からの扱い知ってる?」

「はい、一部の馬鹿たちにいじめられているとか。まだ入学して一週間なのによくそんなことになりましたね」

「うん、それは思う。でね?僕はそこで考えたわけよ」

「ま、まさか、、、」

「この僕のステータス、チャンネル登録者数をもってして盛大に配信しながら『ざまぁ』をしてやろうとね!!」

「最高ですね。特に配信しながらの部分が」

「でしょ?ってことでね、適度に僕へのヘイトを集めたいわけよ。手伝ってくれる?」

「他国の重鎮暗殺用の諜報員までなら出しましょう」

「ありがとう。ざまぁの配信、総理には特等席で見せてあげるよ」


その瞬間、僕と総理の間で固い握手が交わされた。本日3回目の


「このざまぁ配信計画の実行は来月ほどを予定しているよ。できれば彼らの親の不正などを明かして僕へヘイトを集めようと思うんだ。全員政府などの重鎮のおぼっちゃまだからね。彼らの親を捕まえるときに警察などを用意してくれないかい?」

「SAT、いや自衛隊を出しましょう。絶対にこの計画は遂行せねばなりません。私のストレス発散のためにもこの国のためにも」

「この国のためにも?」

「彼らの親はなかなかに汚いことをしているで有名なんですよ、証拠がつかめないのでまだ捕まえれていませんしね。全力で支援させていただきます」

「ありがとう」


こうして、僕の壮大な「ざまぁ計画」はまた一歩進んだのであった

総理、、、いや、同志よ

絶対にこの計画は成功させよう

と、そう胸に誓った僕であった


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ユグドラシル、2日に一回くらい更新中

真面目に描いてるし読んでね!!


投稿遅れてすまぬ

ネタが思いつかなかった


この先のストーリーは大雑把にもう作ってるんだけどね?つなげ方が思いつかないんだよ

誰かコメントとかで教えて。どうすればつなげられるか


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してくれたら作者が飛び跳ねながら喜びます

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強欲な作者からの切実なおねがいだぞ

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