モニター募集!来たれ小学生!カーアイ島の二泊三日の旅(やっぱりときどきダークファンタジー)

浮地 秤

◇ 登場人物 ◇

▶初島レン(煉獄のレン:赤/金の箔。)

本作の主人公。小学校二年生。

サッカーと犬が大好きな、心優しい少年。

エルザのようなクールな美少女がタイプ。

一目あったときから、

勝手にお姉さま(俺の嫁)と呼んでいる。

口癖は、

〜だがっ。知らんっ。驚いたっていいだろ!


▶シオン(紫音)

前作の主人公。三十六歳。元・皇国軍竜騎士団第七船団所属。おそらくドラゴンゾンビ人型。

人々の文様を異常なまでに愛し、直感が強く、

芸術家肌で奇行が目立つが、

彼の生み出す創造物は、この世界に新たな驚きと輝きをもたらしている。


▶ポーラ(ポーラレアスター)

かつてはシオンの契約竜、というか鳥だった。

アトラスが、己に使うつもりだった人化の呪いを先行して施され、七歳の美少女に変わった。

今も変わらず竜鎧店「南十字星」の看板娘である。

オリオリポンポス山の天文台に併設された、

小学校に通う予定だったが、噴火により休学を余儀なくされている。


▶ミルダ(キリス/芙蓉)

カーアイ島の丘の邸宅の跡継ぎ筆頭。謎多き美人竜医師。二十二歳。

島の邸宅の主、シリウスの孫娘。

シオンの友人兼、ビジネスパートナーで今は恋人である。少なくともシオンはそのつもりだ。

伝説の元皇国姫巫女、芙蓉(フヨウ)本人であり、

ゴースト化の呪いを施す霊媒師のはずだが、ひた隠しにしている。

シオンと竜と人との雇用契約を正式に結んでからは、たいそう美しい紅玉の瞳を十数年ぶりに人目に晒した。

シオンとの関係が深まり、文様をドラゴンゾンビ狩りのシスターへと変貌させてしまったことに、

シオンは責任を感じている。



▶エルザ

皇国姫巫女という、国中の信者の乙女から選ばれた、よりすぐりの五十一人の一人。

十七歳くらいの美少女。

シオンたちと会って以降、古代語(テレパス)を使いこなし、先日、魔法封緘(シーリング)を使いこなすようになった。

日ごとにその神々しい輝きを増している。

しかし島内に限り、いくつかの制約を緩めようという動きが出ている。

もふもふとあんこが好きな、ごく普通のティーン。

歌と踊りが大好きで、実はかなりの目立ちたがり、面白がりである。


▶アトラス(ハイド/ダイチ)

シオンの幼馴染。元相棒。

かつては人であったが、シオンに代わりに数々の償いを受けた結果、そのほぼ全てをロストしている。

シオン曰く、文様壊しのド厄災。

そのため、シオンにはたいそう嫌われている。

我欲がとても強く、計算高く、本人が損になることは絶対にしない。嘘や隠しごとも多いが、人情家で家族思い、仲間思いでもある。口を出し手を貸し、体を張って、人を応援し、いつも汗だくになって駆け回っている。

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