エメラルダシリーズの準設定集

仲仁へび(旧:離久)

01 エメラルド・ループ




ーーあらすじ


 王宮で働く少女エメラルダは。時計塔の掃除をしている時に死亡し、自分がループ能力を持っている事に気づく。

 2週目の世界で王女ミリアムの死を目撃した彼女は、ストーカー気味な薬物中毒者の手にかかって時計塔で死亡する。

 そして、3週目を迎えたエメラルダは、自分の能力が確かな物に近いと確信し、各方面様々な人物から狙われているミリアムを救うために動き出す。

 今は亡き国の王女であったエメラルダは、ミリアムによって生きながらえた。

 その恩を返すために、ミリアムを死の運命から救い上げると誓ったのだった。



ーーキャラクター


〇エメラルダ・ティズ

 ループ能力を持つ少女。

 時計塔の魔力によってループする。

 時計塔以外の場所ではループできない。

 時計塔の魔女の継承者候補であるが、本人は知らない。


〇ミリアム

 エメラルド王国の王女。

 様々なループで命を落とす。

 上にいる三人の兄が、浪費家だったり、女好きだったり、ギャンブル好きだったりするので、毎日頭が痛い。他にもやばい知人がわんさか。

 王位を継承するはずがなかったが、兄たちに王の器がなかったため、王女になった。


〇ダグラス

 暗殺者の青年。

 妹の病気を治療するために暗殺の仕事を請け負う。

 真面目で律儀で、時間もルールもしっかり守る。

 仕事に向いていない。

 あと、女慣れしていない。


〇クラウ

 ミリアムの婚約者。

 愛人がいるため、ミリアムとの婚約を良く思っていない。

 女性は男性の下であるべきという考えを持っている。

 

〇テッド

 ミリアムに教育を施した教師。

 ミリアムの優秀さに思うところがある様子。

 自分が一番頭が良いと思っていたが、そうではなかった。


〇アイム

 ミリアムの父。

 重い病にかかっているため、ミリアムに王位を譲り渡したが、兄たちの素行に頭を悩ませている。


〇時計塔の魔女

 優秀な人物に自分の後を継いでほしいと思っている。

 時計塔から出られないかわりに、国を守る結界をほどこしている。

 最有力候補であったエメラルダと、国のためになくてはならないミリアムのために、エメラルダにループ能力を授ける。

 離れた所にいる水晶等の魔女とはズッ共。宝石の指輪をおそろいではめている。


〇水晶等の魔女

 たぶん物語にはあまり出てこない。

 時計塔の魔女の友達。

 指に宝石の指輪をはめている。



ーー章構成


01 エメラルダの一日

02 時計塔での死

03 2週目

04 ミリアムの死と誓い

05 3週目、容疑者たち洗い出し

06 暗殺者懐柔計画

07 糸をたどる

08 犯人へつながる道

09 王女救出



ーーアイテム


〇宝石の指輪

 時計塔の魔女はエメラルド、水晶塔の魔女はダイヤの指輪をはめている。


〇エメラルダの時計

 いつも持ち歩いている魔法の時計。

 どんな時やどんな場所でも正確な時間が分かる。

 時計塔の魔女からもらったもの。


〇ミリアムのネックレス

 薔薇のネックレス。とても綺麗。

 透明な素材でできていて、なかにキラキラな粉っぽい物がまざっている。

 魔力を充電する形式で、一回だけは致命傷を防いでくれるが、一回だけじゃとても足りなかったので死亡した。


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