サラリーマン伝説～そろそろ異世界トラックを追う探偵物に巻き込まれると思ってる～

きゃっとらばー@ユハルストーリー🧙‍♂️

　慄然とするククル！3150ファイルのPDF！

OCRを使うな！？正気か？わが軍は？

いや今は自軍の未来が明るくない事を呪っている

場合ではない！コード（魔法）を。否！

マクロの陣を組む時間はない！

万が一!?それは許されない！

目を閉じるククル！

「ミハルねぇ、貴女のスキルを使うよ！」

力技！キーボードショートカット!速い！速い!

動く!動く！滑らかに指が!寸分の狂いもなく!

神速！超高速！幼き時より！

あの「りんごを窓から放り投げた朝」。

やっぱり僕はWindows！

Windows８の美しさを否定した奴らを

見返すと決めたあの瞬間の為に！

誰が否定しようと！

うん…僕も使い勝手は！

うん…微妙と思ってる！でも！

あの美しさに魅せられたら！

こんなくそったれな会社でも

闘うしかないじゃないか！？

残り30分？いいぜ？この魂、安くない！

３，２，１、ゼロ！！ゼロデイアタック！！！

ククルは3150ファイルのPDFの

リネームを終えた。ミスだってゼロ！

ククルは怯える後輩社員たちと目が合う。

「スキャン部隊を弔ってやれ」

それだけ言って、彼は喫煙室へ立ち去った。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい