閑話休題⑧

 ◆次元の商人◆


 次元を越えて歩む商人たち。

 彼らの手には、無限の財と、神の定めた掟がある。

 だが、その背後に潜む「神」とは何者か。


 取引の価値は、誰が決めたものなのか?

 一つの契約、それは運命か、あるいは見えざる手の支配か……。


 次元商人がふと言う。


「貴方の時間も命も、決して固定された価値ではない。価値は常に揺れ動く……神の秤にかけられる、その瞬間までは、誰にも分からない」


 そして、一歩近づき、低く囁くように続ける。


「さあ、今日はどのようなご用件でしょう?なにがご入用ですかな……?」


 その声には、避けられぬ取引の気配が漂っていた。


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