第44話 事実だからバカにできぬ

「なら聞くわ。家族なら家族の性的思考とか聞くのか?」


「何を言ってるの?当たり前でしょ?」


「当たり前じゃないし。当たり前じゃないから。」


「だって聞いてよ!私の話。アレは数年前の話。」


「急に話すじゃん。」


「朝に急にパッと目が覚めて何にもすることないから机に向かってたら何だか知らないけどうちのママ、あ、まーさんって呼んでるんだけどまーさんが泣いてるの。何でかな?何でかな?ってそっと下を見に行ったら何とお父さん、あパパさんって呼んでるんだけどパパさんと朝からセックスしてたんだよ。うんうん。これ実話。これ実話ね。」


「だから何なんだよ。」


「だから私たちも包み隠さずにいこうって話!」


「よく分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん」

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