Chrome リモートデスクトップ(RDP)でディスプレイ無しのPCに接続してみた

第11話

Chrome リモートデスクトップ(RDP)でディスプレイ無しのPCに接続してみた


しかし、マイニングPCの動作音が気になる!

ということで、動作音が気になってきましたので別の部屋に移動させてみました。最初は良かったのですが、リモートから再起動させてみると、なぜか黒い画面に。。。


何度やっても同じです。


リモートデスクトップ接続で黒画面

試行錯誤していると、ディスプレイを接続して起動した場合は OK で、ディスプレイを接続せずに起動した場合が NG ということに気づきました。


今までディスプレイ未接続で起動することなんてなかったので知らなかったんですが、ディスプレイが接続されていないとグラボが画面を描画しないようです。


Chrome リモートデスクトップはディスプレイへの出力をネットワークごしに飛ばしているということなのでしょう、表示する解像度は(実際に接続したディスプレイの)ネイティブな解像度になっていますし。接続しているディスプレイがなければ、解像度もわからないから表示しようがないということなんでしょうか。。。(そういえば、過去にlinuxマシンに対して、VNC接続するときも同じような現象があったような気がします)


なんとかごまかす方法はないものか。。。





はい、ググりました。


どうやら、ダミープラグ という便利なものがあり、ディスプレイの代わりに接続しておくと、あたかもディスプレイが接続されているかのように思わせることができるみたいです。


アナログのD-sub端子なら簡単に自作できると書いてるサイトがいくつもありました。確認したところ、ぼくのPCは内蔵グラフィックス機能はありませんし(Ryzenは内蔵グラフィクス無し)、手持ちのグラボ GTX-1070 はアナログ出力に対応していないようです。。。ということで、DVI-D や HDMI などのデジタル出力用のダミープラグが必要ということがわかりました。


HDMIのダミープラグを買ってみた

ダミープラグは ディスプレイエミュレータ とか ダミーアダプタ 等とも呼ばれています。


今回はデジタル端子のため、自作はハードルが高いと判断し、amazonで探してみました。


数千円~1万円くらいするものもあって、結構高いモノのようです。そんな中、比較的安いものを見つけたので試しに買ってみました。今回はHDMIタイプをチョイス。こんなの。





HDMIケーブルのコネクタ部分だけちょん切った感じです。


指してみます。



この状態で起動。


リモートデスクトップで接続。。。


ちゃんと画面が出ています!


ディスプレイの設定を確認すると、



4Kまで選べるようになっていますね。


画面は大きすぎても無駄なので、リモートの接続元(クライアントPC)の実際のディスプレイ解像度と合わせて置くと便利です。


時々リアルなモニタに接続することがある場合は、ダミープラグとリアルモニタを接続した状態で、ディスプレイ設定で複数のディスプレイのところを”表示画面を拡張する“ではなく、“表示画面を複製する”にしておくとどちらの画面にもメインのデスクトップが表示できるので良いですよ。



リモート接続はしないけど、たまにリアルなモニタを接続して様子を見たいという人は、持ち運べるモニタが一台あると便利です。


テレワーク、リモートワークにも

テレワーク、リモートワークで会社のPCにリモートデスクトップで接続する場合にもクライアントのディスプレイ解像度に合わせられるので必需品と思います!




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