来歴

第3話

プリングルズブランドのポテトチップスは、1968年10月にアメリカで発売され、1970年代半ばには世界的に流通するようになっていた。[5]1967年の発売当初は、"Pringle's Newfangled Potato Chips"の商品名で売り出されたが、翌年現在の商品名に改められている。プリングルズのテレビコマーシャルは、Thomas Scott Cadden によって1968年に制作された。ヨーロッパ、ニュージーランド、南米、イスラエルなど、世界各国で売られている。様々な種類の味で販売され、地域限定のものもある。日本でも輸入雑貨店などでアメリカ版が販売されている。


2011年4月、P&G社はアメリカ・カリフォルニアのダイヤモンド・フーズ(英語版)社への23億5000万ドルでの事業売却に同意し、これによりダイヤモンド社のスナック事業規模は3倍以上になるとされた[6]。しかし2012年2月15日に買収交渉は打ち切られたことが発表され[7]、同日ケロッグ社が26億9500万ドルで事業を買収すると発表した[8]。


日本では1994年から正規販売が始まり、日本国内における独占販売契約をプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン)と締結している明治が販売総代理店となっていたが、上記の売却により、2013年1月からケロッグ社の日本法人である日本ケロッグと森永製菓が販売総代理店となった[9]。2020年3月末に、森永製菓がプリングルズの販売総代理店契約を更新せずに終了し、2020年4月以降は日本ケロッグによる直販体制となる[10]。


日本のCMではかつて「開けたら最後。You can't stop.」というキャッチフレーズが使われていた[11]。また、当初は他のCMと同様にCM最後にP&Gロゴを表示していたが(P&Gフーズとして表示した場合もあった)、2001年以降は非表示となった。


アジア向けには中国とマレーシアで外部企業に委託して生産を行っていたが[12]、2015年にはケロッグがマレーシアに新工場を建設[13]、アジア向けの大きさとフレーバーでプリングルズの生産を開始した。イスラム教のハラールに則ってラードやポークエキスなどを使わず製造は行われている[14]。日本仕様は2015年8月より米国ジャクソン工場生産品からマレーシア産の商品に切り替えられた[15]。

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