「まん延防止措置」 9日から適用の地域では20220109
第40話
新型コロナ対策をめぐり、沖縄、山口、広島の3県に1月9日からまん延防止等重点措置が適用されました。
対象地域の繁華街や観光地では人通りが少なくなっています。
広島 宮島 人通り少なく
対象地域となった広島県廿日市市の宮島では3連休にもかかわらず、ふだんは多くの観光客でにぎわう商店街も人通りが少なくなっています。
50年近く営業を続ける土産物店では、年末年始の売り上げが例年の7割程度まで回復してきただけに落胆の声が上がっています。
この店を経営する佐々木健一さんは「感染者が増えていたので、やっぱりかという感じです。観光業界は疲弊しているので、政府には一時的ではなく継続した支援を求めたい」と話していました。
また、島内にあるホテルでは、1月末までに修学旅行生を中心におよそ1000人分の宿泊予約が入っていましたが、ほとんどがキャンセルとなり、1月11日以降、予約が入っていない日は休業も検討しています。
「宮島ホテルまこと」の田畑健一支配人は「いつになったら終わるのかという感じで正直、ギリギリの状態です。感染が落ち着いてまたお客さんに来てもらえるように、できるかぎりの感染対策を続けます」と話していました。
沖縄 北谷町 繁華街は閑散
沖縄本島中部の北谷町の繁華街は、若者や観光客に加え、アメリカ軍基地が近くにあることから、軍関係者でもにぎわう人気のスポットです。
しかし、1月9日午前中、地元の人や外国人の姿が時折見られましたが、街は閑散としていました。
一方、行き交う人のほとんどがマスクを着用していましたが、マスクをつけていない外国人の姿が見られました。
また、繁華街の一角には無料のPCR検査センターが設置されていて、検査を待つ人たちの長蛇の列ができていました。
近くに住む82歳の女性は「感染しないか不安なので、スーパーが混み合う前に買い物を済ませてきました」と話していました。
また、祖父母の長寿のお祝いのため神奈川県から帰省したという30代の女性は「事前に薬局で抗原検査キットを買って陰性を確認してきました。3年ぶりの帰省で祖父母はすごく喜んでくれていますが、お互い不安な気持ちもありますし、沖縄から職場に戻るのも心配です」と話していました。
また、名護市から家族3人で来た男性は「映画と食事を済ませたら早々と切り上げて帰ります」と話していました。
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