第5章 覚醒編

第25話 覚醒

ナザリック地下大墳墓、第九階層、スイートルームの一室。


この部屋は、他のスイートルームよりも多くのメイドが出入りしている。


一般メイドに加え、戦闘メイドプレアデスの一人であるソリュシャン・イプシロンの姿を見ることが多い。


ここは、至高の41人が一人、『メイド三柱神』の一人に数えられる、ヘロヘロの私室であった。


既にヘロヘロが昏睡状態でナザリックに来てから、どのくらいの時間が過ぎただろうか。


未だ目覚めぬ創造主に、ソリュシャンは暗い表情を浮かべる。


「(ヘロヘロ様…)」


ニシキが発見し、その後保護。


あらゆる回復魔法やアイテムを駆使しても一切目覚めることのないヘロヘロを、ソリュシャンはできる限り傍で見守ってきた。


ふと、周りに視線を移す。


一般メイドであるシクスス、フォアイル、リュミエールの姿が目に入る。


一般メイドとは、ホワイトブリムがメイドの元となる原画を作成し、その原画をもとにした外装をク・ドゥ・グラースが作成。そして、ヘロヘロが行動AIを作成して作られた。


ギルドメンバーの中では、一般メイドの三分の一ずつが彼らが作成したという認識である。


しかし、当の本人たちは、自分たちの創造に3人全員が関わっているという点で、『3人の創造主を持つもの』という認識を持っている。


ホワイトブリムが一般メイドの命(原画)を生みだし、ク・ドゥ・グラースが肉体と服(外装)を生みだし、ヘロヘロが意思(行動AI)を生みだしたという認識なのだ。


そんな一般メイドたちである。


ソリュシャンと同じかそれ以上の不安を抱いているのは、想像に難くない。


本日の『ヘロヘロ様お仕え係』である、シクスス、フォアイル、リュミエールは、不安と焦燥感に駆られながらも、黙々とヘロヘロのために仕事をこなしていた。


…そんな時であった。


「ぐ…う…」


呻き声のようなものが聞こえた。


非常に小さいものであったが、3人はそれを聞き逃すことはなく、ばっと顔を上げてその声の主に視線を移す。


何せ、それを発していたのは、敬愛するヘロヘロであったからだ。


「ヘ、ヘロヘロ様!!」


ソリュシャンも例にもれずその声に気付き、ベッドで横たわりながら呻いているヘロヘロに寄り添い、声を掛ける。


「もう……やだ……会社……行きたく…ない……」


仕事に行きたくないという、社会人なら誰もが内に秘めるその悲痛の叫びを、ヘロヘロは寝言のように、そして苦しそうに呟いていた。


しかし、ソリュシャン達が抱く感情は違った。


「ヘロヘロ様ッ!ご安心ください!もうカイシャなどという場所に行かなくてもよいのですッ!」


「ヘロヘロ様ッ!どうかお目覚めになってください!」


「「ヘロヘロ様ッ!!」」


ソリュシャン達は、悲痛に似た叫びをあげる。


カイシャ…。


彼女らがその存在を知ったのは、アインズ様やニシキ様から語られた至高の御方々がおられる『リアル』という世界での話であった。


曰く、カイシャとは多くの至高の41人の御方々が毎日のように戦ってきた敵であり、そこでは、至高の41人でも歯が立たないような多くの敵が跋扈している場所である。


曰く、ヘロヘロ様を含めた至高の41人は毎日のようにそのカイシャなる場所に赴き、様々な敵と対峙し、戦っている。


曰く、ヘロヘロ様はカイシャの中でも特に凶悪なブラックキギョウという巨悪と戦っている。


曰く、そのブラックキギョウの他にもキョダイフクゴウキギョウなる存在が居て、リアルという世界はその存在によって混沌たるものとなっている。


曰く、その存在がなければ、多くの至高の41人がナザリックにいることができたかもしれない。


…そのどれもが、守護者や僕たちにとっては到底許せる内容ではなく、あの冷静で賢明なデミウルゴスでさえも、この話を耳にしたときには、顔の表情が怒りに支配され、大きく身体を震わせていたことを思い出す。


それはそうであろう。


なぜなら、奴らが居なければ、アインズ様が悲しむことはなく、弐式炎雷様が『ガン』なる病に侵されることもなく、ヘロヘロ様が昏睡状態になるまで疲弊することもなく、そしてもしかしたらデミウルゴスの創造主である『ウルベルト・アレイン・オードル』もナザリックにいてくださったかもしれないのだ。


カイシャ、ブラックキギョウ、キョダイフクゴウキギョウ…これらはナザリックの守護者や僕の怒りの全てを向けられており、仇であり怨敵でもあるという認識となっている。


…実際は、敵=業務、戦い=仕事、カイシャ、ブラックキギョウ=職場、キョダイフクゴウキギョウ=組織なのであるが…。


「でも…いかないと…カイシャ……」


ヘロヘロの呟きを聞き、ソリュシャン達は顔を蒼褪める。


「ヘロヘロ様ッ!どうか…どうか…」


ソリュシャンの澱んだ瞳に光が差すのと同時に、そこからポロポロと涙が零れる。


シクスス達もこらえきれない悲しみと悔しさ、そして自身の無力さに苛まれ、涙を落とす。


…そんな時であった。


ゆっくりと、ほんのわずかではあったが、へロへロ身体が揺れる。


ソリュシャンやシクスス達は一切触れていない。


その揺れは次第に大きくなり、「んっ…」という呻きと共に顔?をソリュシャンへと向ける。


「ソ……シャン…?」


「ヘ、ヘロヘロ様…ッ!はい、ソリュシャンです!ソリュシャン・イプシロンです!!」


ソリュシャンは、聞き間違えるはずのない、それでいて聞きなれた、ずっと聞きたかった声が耳に届き、滝のような涙を流す。


「「「ヘロヘロ様ッ!」」」


ヘロヘロの微かな声に、一般メイドたちも滝のように涙を流し、名を呼ぶ。


「シク…ス。…アイル。…リュ……ル。…どう…して…?」


ヘロヘロは今だ言葉が途切れ途切れではあったが、しっかりと目の前に写るのメイドたちの名を呟いていた。


そして、ソリュシャンは震える手で、アインズに伝言を飛ばした。


『ヘロヘロ様がお目覚めになられた』と…。





身体が重い。


彼が感じた最初の感覚はそれであった。


なぜか身体が溶けているような感触も味わう。


これは夢であろうか?


しかし、非常に心地のよいものであった。

 

だが、彼の社畜としての意思が、その心地よさに待ったをかける。


遅刻する…。


彼が抱いた不安は、即座に彼の中の悪魔の囁きによって止められる。


このまま、心地よく眠りたい…。


会社…いきたくないな…。


しかし、少しして天使?が囁く。


でも、行かないとな…。


生活がかかってるし……。


そして何とか天使?の囁きと、社畜魂が勝利を手にし、この心地よさから身を乗り出す。


そして、ゆっくりと意識が戻り、目を開こうとする。


なんだか目を開く感覚が変だな、とも思ったが、視界がゆっくりと開かれたことで、その変質について考えることをいったんやめる。


そして、驚く。


自身の目に飛び込んできたのは、自室の薄暗い部屋ではなく、見覚えのある女性たちであった。


自身が愛してやまないメイドたちであった。


「ソ……シャン…?」


「ヘ、ヘロヘロ様…ッ!はい、ソリュシャンです!ソリュシャン・イプシロンです!!」


まだ寝ぼけているからか、うまく口が動かない。


というよりも、口を動かしている感覚があまりない。


「「「ヘロヘロ様ッ!」」」


次いで、やはり身に覚えのある女性たちが声を掛けてくる。


「シク…ス。…アイル。…リュ……ル。…どう…して…?」


ヘロヘロ…ソリュシャン…一般メイドたち…。


自分のことをヘロヘロと呼び、それらが存在する場所など一つしかない。


夢であろうか…。


ソリュシャンが何やら独り言を喋っているが、聞き取れない。


まあ、夢というのは得てして自身の都合の良いモノばかりではない。


だが、最近は悪夢すら見ないほどに疲れ切っていたこともあり、どこか新鮮な感情が芽生える。


間違いない、ここはユグドラシルの……。


そう結論付けたところで、ヘロヘロの目に、豪勢な時計がかかっているのが目に入る。


その時計が差している針は、ピッタリ6:00であった。


…一瞬思考が停止する。


しかし復帰は早かった。


「ち、遅刻!し、しごとおお!!か、会社行かないとっ!!!」


ヘロヘロはガバッと起き上がり、自分を覗き込んでいたソリュシャン達を跳ね除ける。


「「「「ッ!!!」」」」


自身の創造主が、急に声を張り上げたことで、ソリュシャン達は思わず身を固める。


そしてその一瞬の硬化が、ヘロヘロをスイートルームの出入り口まで向かわせるという行動を許す。


「ッ!ヘ、へロへロ様ッ!!」


ソリュシャンは、ヘロヘロがスイートルームの扉を開いたことで、固まっていた身体が自由になるのを感じ、即座に声を掛けながら駆け寄る。


だが、ヘロヘロがスイートルームを出るのを阻止できず、廊下へとその身を委ねていた。


「ヘ、ヘロヘロ様ッ!…ッ!!!」


丁度廊下を歩いていた一般メイドが、驚きと歓喜の声を上げるが、一瞬で絶望に変わる。


「(…うまく歩けないな…まだ寝ぼけてるのか?)」


もはや遅刻は免れないが、1分1秒でも早く行かなければならないという意思が、ヘロヘロの耳に声を届かせない。


ヘロヘロはよろよろと歩を進め、何度も壁と床に身体を打ち付けながら、何かの使命に駆られた様に這い進む。


それを見たソリュシャンは、「ヒィ…」という小さな悲鳴をあげる。


彼女たちからすれば、目覚めたばかりで、未だ万全の状態でないにもかかわらず、カイシャという巨悪との戦いに向かおうとしている、と写ったのだろう。


ソリュシャンはそんなヘロヘロに駆け寄り、声を張り上げようとした。


しかし、それは別の声によって妨げられる。


「ヘロヘロさんッ!!」


「ヘロヘロ様ッ!!」


先ほどソリュシャンが伝言を飛ばしたアインズと、その付き添いであろうアルベドが、ヘロヘロの進行方向から現れる。


「モ、モモンガ…さん?」


「そ、そうです!モモンガです!!よかったッ!目が覚めたんですね!!」


ヘロヘロはその声を聞き、一瞬冷静になるが、再び胸に沸く焦燥感に駆られ、声を張り上げる。


「モ、モモンガさん!俺、カイシャに、行かないと!!ち、遅刻する…殺されるッ!!」


「ヘ、ヘロヘロさん⁉」


動揺し、スライムの身体をブルブルと震わせるヘロヘロを見て、アインズは酷く困惑する。


隣にいるアルベドも、見たこともないヘロヘロの焦りっぷりに、顔を蒼褪めている。


「は、早く……。行かないとなんです!!仕事が…みんなに迷惑が……」


その言葉と動揺を見たソリュシャンと一般メイドたちは、恐怖と不安を抱き、口元に手で覆い、顔から血の気を退かせていた。


それは、至高の41人であるヘロヘロが、自分たちの創造主たるへロへロが、見たこともないような動揺と声を上げ、再びお隠れになろうとしている様を見たからに他ならない。


対してアインズは、未だ眠りから覚めたばかりで、現状を把握しきれていないと判断し、両手をもってして、ヘロヘロに身体を掴み、諭すように声を掛ける。


「ヘロヘロさんッ!ここはナザリックです!!そして今はここが現実です!!もう、カイシャに行かなくてもいいんです!!!」


「ナザリック…が現実…?…カイシャ…行かなくてもいい?」


ヘロヘロは、普段温厚なモモンガが怒号に似た声を上げたことで、些少の冷静さを取り戻し、言葉を反復して理解しようとした。


「カイシャ…行かなくて…いいのか…?」


「はい…ッ!もう、いいんです…!」


アインズは、ゆっくりと項垂れるヘロヘロを、ガバッと抱きしめる。


「現実での戦いは…終わったんです…」





ヘロヘロが目覚めたという報告を受けたニシキは、ナーベラルと共に即座にナザリックへと帰還する。


出勤時間に遅れると狼狽し暴れていたヘロヘロは、モモンガから大まかな説明を受けたことで、冷静さを取り戻していた。


その後、ヘロヘロさんの覚醒を玉座の間にて僕たちに報告後、3人で会議を執り行っていた。


この世界のこと、自分たちのこと、NPCのこと、ナザリックのこと…。中々信じがたい話であったが、それが目の前に証拠がある状態で存在するのだから、ヘロヘロも信じざるをえない。


「まさか、本当にゲームの世界に転移してしまうなんて…」


「わかるわかる、その気持ち…俺なんて一人で森の中よ…」


「私は逆にNPCと一緒でしたけど、急に意思をもって喋り出すわ動きだすわで焦りましたよ…」


ヘロヘロはスライムと化した身体をくねらせながら、未だに信じられないと言った様子を見せる。


ニシキとモモンガも当時のことを思い出しながら哀愁を漂わせる。


「でも、とりあえずは何とか理解できました。ここはユグドラシルのナザリックだけど異世界で、キャラクターの種族のまま、我々も転移してしまったってことですよね?」


「まあ、俺は人間だけどね…なぜか…」


「まあ、死にかけてたからってのが関係してるとしか言えないですよね、それは…」


「でも、なんで俺たちはこの世界に転移してきたのでしょうか?」


ヘロヘロの疑問に、ニシキが唸るようにして口を開く。


「私も色々考えたんですけど、リアル側の不具合ではない気がするんですよね…。例えば、運営側が俺たちの意識を監禁してるって可能性もあるにはあるんですけど、そんなことしたら思いっきり電脳法に引っ掛かるし、そもそもそんなことをしても何のメリットもないじゃないですか?」


「そうなんですよねー。私は、こちらの世界側の意思だと思ってます」


「と、言うと?」


モモンガの説に、ヘロヘロが疑問を投げかける。


「えっと、私たち以外のプレイヤーやギルドも、はるか昔にこの世界に転移してきてたって話をしたと思うんですけど、その時代よりも前から、位階魔法とは違った魔法が存在してたらしいんですよ。他にも武技やタレントとか、この世界特有の力があるので、その何かしらの力で転移、召喚された…とは考えられませんか?」


「なるほどね…。ユグドラシルの最終日にログインしていた人を、こちらの世界側が干渉して転移させたってことか…」


「でも、それだとおかしくないですか?少なくとも私はログアウトしていたわけですし…」


ヘロヘロの発言に、2人はうーんと唸る。


「…もしかしてだけどさ、ヘロヘロさんログアウトしたまま寝落ちした?」


「あー、分からないですけど、確かにモモンガさんに別れの挨拶をして、ログアウトしてから記憶がないですね…」


「ッ!そうか、タイトル画面!VR上ではオフラインだけど、ヘッドギアをつけたままなら、機械的にはまだオンライン、つまりはログイン状態になってるはず…」


モモンガが気付いたかのように手を叩く。


「だな…。となると、転移の条件はほぼ間違いなく『サービス終了時点でログイン状態だった人』ってことになるのか…」


その後も3人の会話は、様々な仮説を立て、推論し、結論を出す。わからないものは一旦保留にして、議論を進めた。





さて、ヘロヘロを含めた3者による会議が白熱を見せている中…。


玉座の間にて集まっていた守護者とセバスは、ヘロヘロの覚醒に歓喜の感情を抱いていたが、同時にヘロヘロを襲った狂気とも言える状態に、焦りと怒りを隠しきれなかった。


「ヘロヘロ様が、今後はナザリックにいて頂けるとお約束してくださったことは大変うれしいことですが…。目覚めた直後のヘロヘロ様のご様子を聞くに…」


「ワレワレデハソウゾウモツカヌホドノクロウヲサレタトミエル」


「ヘロヘロ様の狼狽しきっていたあのご様子…私、見ていられなかったわ…」


「な、なんでそこまでして、ブ、ブラックキギョウと戦われていたのかな?」


「ナザリックで迎え撃つことはできなかったんでありんしょうか?」


「それだったら、私達がそのにっくきカイシャやブラックキギョウと戦えたよね?」


階層守護者である彼ら彼女も、趣旨は違えど、アインズ達と同じように議論を起こしていた。


「それは恐らく、次元によるものかと…」


「ふむ…。弐式炎雷様が仰っていた、次元の違いによるものですね…」


セバスの発言に、デミウルゴスが眼鏡をくいっと持ち上げる。


「次元の違い?」


「ど、どういうことなんですか?デミウルゴスさん」


アウラとマーレが、疑問を放つ。


「そうだね…。我々守護者や僕が元居た世界…広義的にユグドラシルと名付けよう。その世界は、至高の御方々がおられたリアルなる世界が作り出した世界…つまりは、我々が元居た世界であるユグドラシルよりも高位の世界であると考えられます」


「そうね。アインズ様が仰られていた、『リアルに守護者や僕を連れていくことができない』というのも、それが原因でしょうね。低位の世界に生きる私達では、至高の御方々本来の世界であるリアルに行くことすら叶わないというのも、納得がいくわ」


「うーん、でもさ、それなら何で御方々はナザリックがあった世界に来なかったのかな?リアルが危険であったなら、こっちの方が安全だよね?私達もお守りすることができるし」


「そうでありんすねー。何か、理由があったんだとは思いんすが…」


「…なぜ、弐式炎雷様がガンに侵されたのかをお忘れですか?弐式炎雷様は、最後までガンと戦い続けた…。我々ナザリックを巻き込まないために…」


デミウルゴスが少しドスの聞いた声を上げる。


「あら、私は覚えているわよ、デミウルゴス。そして恐らく、ヘロヘロ様も似たような決断をされていた…」


「…イッタイドウユウコトナノダ?」


「ヘロヘロ様が昏睡状態となられた原因…ブラックキギョウに関係があるのですか?」


「さすがだね、セバス。そう、私は考えているよ」


「一体どういうことでありんすかっ⁉」


「そうだね…。まず、アインズ様は且つてこう仰いました…。『ナザリックは消えゆくはずだった』と…。つまりは、至高の御方々はリアルの世界で、カイシャやブラックキギョウからの攻撃に晒されていた…。そして、ナザリックに帰還できなかったのは、ナザリックにいる状態ではその敵と対峙することができなかったからだと、私は考えています。加えて、カイシャやブラックキギョウには、恐らくナザリックを根本的に消滅させる力があったのではないでしょうか?それを防ぐべく、ヘロヘロ様はあのような状態になるまで戦われた…そうは考えられませんか?」


デミウルゴスの結論は、異議を申し立てる気すら起きないほどに緻密な推察であった。


アインズやニシキ、それこそへロへロが聞いたら、酷く悶絶するものであったが、3人は、守護者たちが出したこの結論を、まだ知らない…。





※現在の弐式炎雷のレベル

・Lv97


※新しく得た忍術 (Mは上限の意味)

・写輪眼Lv3M ・万華鏡写輪眼Lv1 ・体術Lv1 ・形態忍術Lv2M ・時空間忍術Lv3M ・火遁忍術Lv3M ・雷遁忍術Lv3M ・風遁忍術Lv3M ・水遁忍術Lv2 ・土遁忍術Lv1

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