第22話

シャワーを浴びていると頭上から何かを振りかぶった感覚に陥った。



「…魔法?」



自分よりも優れていない限り、その魔法を払いのけることができるのが一般的なのだが、払えない。


ということは、これをかけたのは誰か、推測しやすかった。



「お母さん…」



魔法界での三代トップの母。

特にその3組の中でも1番優れているとされている魔法使い。


そんな母が使った魔法、作ったものに、私が敵うはずがない。



「シャローニハ…?すごい甘い香り…」


シャローニハは、ピンク色で、柔らかい花びら。7枚の花びらからできていて、とても甘い香りがする花。


そんなものから作られれば、香りだって残っている。かけられたものの中に花びららしきものが少し見えた。

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