第53話 栗雛霧谷の弱点

 栗雛霧谷side

(うん、諦めよう)


 栗雛は諦めた表情になる。


「きりちゃんはあたくしの理事長権限で強制的に授業を受けて貰います」

「!?」


 霧島霊歌魔王は栗雛の瞳を見通す。


「勿論、逃げたりサボったりしたら、どうなるかわかっているのかな?」


 霧島霊歌魔王は栗雛ね瞳を覗き込む。


「(どうなるんですかね?)」


 栗雛は口をパクパクして霧島霊歌魔王を伝えて言う。


「きりちゃんを苦しめるのは可愛そうだから、変わりに周りの生徒、親族が不幸になってもらうかな」

「!?」

 霧島霊歌魔王は作り笑顔で栗雛の近づき耳元で言う。


(どういうこと?)


 栗雛は訳のわからない表情で霧島霊歌魔王を見る。


「やっと、きりちゃんの人間味が見えて美味しそうな部分が見えたね」

「!?」


 栗雛の耳元で霧島霊歌魔王はささやくように言う。


「きりちゃん、言葉には責任がつきものだよ」

「……」


 栗雛は無言で霧島霊歌魔王に対して嫌悪感を持ち始めて見る。


「ああーーー、きりちゃんがあたくしを嫌悪感で見ているのが興奮してたまらないわあ」

「!!?」


 霧島霊歌魔王は呆けた笑みと興奮した様子で栗雛を見る。


「(良い人なのかなと思いましたがかなりえげつない性格してますね)」


 栗雛は口をパクパクする。


「あたくしにとっては褒め言葉だよ」


 霧島霊歌魔王は興奮した様子で言う。


(さあてかなりめんどくさいかな)


 栗雛は興奮した様子の霧島霊歌魔王を見る。


「きりちゃんは15才で自身をベッドするには迷いも躊躇せずに出来るのは珍しい子だね」

「……」


 霧島霊歌魔王は栗雛を見て言う。


(正確には楽しそうだから動いているだけだけどね)


 栗雛は考え始める。


「でも、きりちゃんにも弱点はあるみたいだね」

「?」


 霧島霊歌魔王は笑顔で栗雛の瞳を見る。


(弱点って何もないはずなんだけどな)


 栗雛は弱点という単語を聞いて考え始める。


「きりちゃんの弱点は無関係な人間が不幸になったり、犠牲になって巻き込まれるのが嫌みたいだね」


 霧島霊歌は栗雛の瞳を見通すように覗き込む。


(弱点なのかな?)


 栗雛は考え始める。


「あたくし、霧島霊歌魔王から見たら致命的な弱点だと思うよ」


 霧島霊歌魔王は優しい声で栗雛を見て言う。


「……」


 栗雛は無言で霧島霊歌魔王を見る。


「というわけできりちゃん、逃げることは許さないからね」


 霧島霊歌魔王は上機嫌な様子で栗雛に言う。


「……」


 栗雛は無言で霧島霊歌魔王に冷たい瞳を向ける。


「きりちゃんの冷たい瞳もとても好みだね」


 霧島霊歌魔王は呆けた笑みで栗雛を見る。


(確かに弱点といえばそうかもな)


 栗雛は考えながら頷き始める。


(でも)


 栗雛は真剣な表情で霧島霊歌魔王の瞳を覗き見る。



「(僕の弱点は違うよ)」


 栗雛は口をパクパクして霧島霊歌魔王を見る。












「()」


 栗雛は真剣な目で霧島霊歌の瞳を奥底を覗き見る。

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