第53話 栗雛霧谷の弱点
栗雛霧谷side
(うん、諦めよう)
栗雛は諦めた表情になる。
「きりちゃんはあたくしの理事長権限で強制的に授業を受けて貰います」
「!?」
「勿論、逃げたりサボったりしたら、どうなるかわかっているのかな?」
「(どうなるんですかね?)」
栗雛は口をパクパクして
「きりちゃんを苦しめるのは可愛そうだから、変わりに周りの生徒、親族が不幸になってもらうかな」
「!?」
(どういうこと?)
栗雛は訳のわからない表情で
「やっと、きりちゃんの人間味が見えて美味しそうな部分が見えたね」
「!?」
栗雛の耳元で
「きりちゃん、言葉には
「……」
栗雛は無言で
「ああーーー、きりちゃんがあたくしを嫌悪感で見ているのが興奮してたまらないわあ」
「!!?」
「(良い人なのかなと思いましたがかなりえげつない性格してますね)」
栗雛は口をパクパクする。
「あたくしにとっては褒め言葉だよ」
(さあてかなりめんどくさいかな)
栗雛は興奮した様子の
「きりちゃんは15才で自身を
「……」
(正確には楽しそうだから動いているだけだけどね)
栗雛は考え始める。
「でも、きりちゃんにも弱点はあるみたいだね」
「?」
(弱点って何もないはずなんだけどな)
栗雛は弱点という単語を聞いて考え始める。
「きりちゃんの弱点は無関係な人間が不幸になったり、犠牲になって巻き込まれるのが嫌みたいだね」
霧島霊歌は栗雛の瞳を見通すように覗き込む。
(弱点なのかな?)
栗雛は考え始める。
「あたくし、
「……」
栗雛は無言で
「というわけできりちゃん、逃げることは許さないからね」
「……」
栗雛は無言で
「きりちゃんの冷たい瞳もとても好みだね」
(確かに弱点といえばそうかもな)
栗雛は考えながら頷き始める。
(でも)
栗雛は真剣な表情で
「(僕の弱点は違うよ)」
栗雛は口をパクパクして
「(れいかちゃんの言う僕の弱点は強みでもあるよ)」
栗雛は真剣な目で霧島霊歌の瞳を奥底を覗き見る。
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