第19話 初めての休日 後編
学校をでて少し離れた所に草原があり、その向こうに小さな森がある。
さあ、久しぶりに競走しましょ!
隠蔽のチカラを強くしエリィやロイも隠れるように隠蔽のエリアも広げてメガネもはずして 思い切り走った
勿論、エリィとロイは、私のペースに合わせてというか私にまとわりつきながら走ったり飛んでいる
私の気配を感じてシルフ(風の精霊)やスプライト(草の精霊)たちもよってくる
「ねえねえ、お姉さんすごく心地よい「気」を感じるの」
「当たり前だ!アリスは、我の愛し子だからな」とロイがドヤ顔をする
「私が最初の契約者なんだけど」
とエリィといつもの言い合いがはじまりながら森の奥にはいるとこの森の精霊たちが集まってきた
「はじめまして、私はアリス よろしくね」
そういうと精霊が光を放ちながらクルクルと私のまわりをまわりだした
森の奥にはいると木漏れ日が指す広い場所にでた ここだけ空気が少しちがう
ガサッと音がして、大きな木の影からフェンリルがでてきた
警戒しながら不思議そうな顔であたりをみまわす
ああ、隠蔽のチカラで見えないけど気配を感じるのね
隠蔽のチカラを解除するとフェンリルは、ゆっくりと私に近寄ってきた
すると彼女が隠れていた大きな木がガサガサと揺れた
ガサッと大きな音ともに人が降りてきた
「あ!」
黒髪漆黒の瞳の背の高い人
確か名前は、ノアだったかしら
「ノア・スタンウィル」
思わず名前を叫んでしまった
「なんだ、君か 2回あっただけで呼び捨てか」
「あ、あ、どうも申し訳ございません スタンウィル先輩…… え?2回め?」
「入学式の時、俺の事柱とまちがえてぶつかっただろ あんた」
「え、今メガネ……はずして」と思わずメガネかけてないか顔に手をやり確認してしまった
「それぐらいわかるよ
ああ、心配しなくてもだれにも言わない」
え?何この人……人が考えてることがわかるの?
「別に心なんて読み取れない
あんた、わかりやすいんだよ
顔にでてる……思っていることが……」
いや!何この人なんか最初の印象とちがう!
そりゃあイケメンだし、声も素敵とか思ったけどなんか偉そう
そういえば無愛想って言ってたっけ
「なんか、いっぱい飛んでるし賑やかになってるからもう昼寝できないな リル帰るぞ! 」
「あ!そのリルちゃんってこの子かしら」
リルと思われる先程のフェンリル私の左足スリスリして離れないんデスけど
「は〜! リル」
とおでこに手をやり大きなため息をつくノア
すると、おなかの音がぐううううううっとなった
おでこに手をやったままノアが赤面してる
「あのもし良かったら今から お茶にするの
私が焼いたお菓子なんだけど沢山持ってきたから一緒にお茶しない? 」
「すみません、ごちそうになります」
と恥ずかしそうに礼をしてノアがこたえてくれた
「へえ、美味いな クッキーも焼き菓子も自分で焼いたのか」
とむしゃむしゃ食べながらお茶もゴクゴクと飲んでいる
結構おなかすいていたんだ
「うん、家ではね 入寮の前日に焼いたからもう食べきらないといけなかったから先輩が食べてくれて助かったわ」
「精霊たちもうまそうに食ってるしな 」
「先輩、精霊みえるんですね」
「あ、最初は、見えなかったけど精霊と契約したらみえるようになった」
「リルですよね フェンリルが契約聖獣ということは、やっぱり先輩は、氷魔法を?」
「ま……あな。あんたは、もしかしなくても全属性か 色々つれてるものな」
「ですね、できれば今日みたことは…… 」
「心配しなくても誰にもいわない ご馳走になったしな」
そういいながら立ち上がると
「じゃあ、ごちそうさま
それとアリス 俺の事は、ノアでいい
そこのフェンリルもお前2人部屋だろ
俺ひとりだから良かったら預かってやるよ」
「あ、じゃあまたお言葉に甘えるかも……」
「いつでも言ってくれ」
そういいながらスっと去っていった
まわりをみるとバスケットに荷物も片付けてくれている
無愛想って聞いたけどむちゃくちゃ喋ってたし、口も悪かった
妙に気持ちが落ち着いたな
「さあ、私達も帰ろ」
メガネかけて隠蔽を……と。
あれ?私しらない間に名前名乗ってたけ?
ふとそう思いながら寮へ帰っていった
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