第2話~暗殺者になるためには~
「むにゃっ」
のんきな声で起きた俺は、ここはどこだっけ?と思った
小学6年生ながら、でーと?して、楽しかったけど
ちゆが殺されて、俺が復讐しにはいって
暗殺者が出てきて、眠らされて…
あ…勢いで暗殺者になるって言っちゃったんだ
「桐流!野々がよんでるぞ!」
下で俺のことよんでいるのが父、天方神野
そして、野々は俺の母さん天方野々
「はぁい!!今行く!!」
昨日はあんなことがあったけど家族は普通に回りだす
そして、あまりに回りが普通過ぎて、気づかなかった
皆の記憶から、昼弥ちゆ、の存在が消えていたことに…
「かっ母さん…隣の、昼弥さんって知ってる?」
「知ってるけど、変なこと聞くわね、桐流。あまり接点がないじゃないの」
「そ…そう。じゃあ、昼弥ちゆって知ってる?」
「そんな人いないわよ」
「あ、ありがとね」
怖くなった俺は、自分の部屋に戻った
…ちゆは、母さんとも仲が良かった。
なのにちゆの存在がみんなの中から、記憶から消えてた。
…なんで…
コンコン
窓をたたく音が聞こえた。
ここは2階だ聞こえるはずがない。
コンコン
窓を見ると、昨日の暗殺者が立っていた
「あっ」
「こんにちは、少年。迎えに来ました。少しお時間いいですか?」
昨日のことかな
「はい、母さんに出かけてくるって言ってきます」
「じゃあ、近くの公園で待ってます」
「母さん!少し出かけてくる!」
「行ってらっしゃい」
近くの公園。ここら辺に公園は一つしかない。
走って5分のところにある公園だ
ついたらもう暗殺者はいた
「少年。暗殺者になりたいんだよな?」
「はい」
「真面目に暗殺者やれる自信はあるか?」
「はい!」
「そうか。なら我が直々に暗殺者になるための訓練をしようじゃないか。久しぶりだ。熱のこもった少年が来るのは」
「…ありがとうございます!!」
「じゃあこれから週に3日。この地図の場所に来るとよい。」
地図を渡された。場所はここから走って、10分の場所だった
「週3日っていつでもいいんですか?」
「いない時もあるが、大体いるから大丈夫だ。じゃあ我はこれで。」
あ…ちゆのこと…
「あっあの!!ちゆのことって…」
「ちゆ?昨日の少女か。昨日の少女なら、こちらで死体を預かっている」
「…みんなの記憶から消えてるのは…」
「それは我の…これは今度にしよう。一人前の暗殺者になったら、教えてやる」
「…」
「これから、我が一人前に鍛える…もとい、しごいてやるから、安心しろ。」
「ありがとう、ございます」
この話を聞いて、ちゆの死の真実を知るには俺はまだ未熟なことに気が付いた
明日から、週に3日。
頑張って、ちゆの死の真相を知るために頑張る。
…俺はまだ未熟だから
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