第61話

「ハル、元気か?」


「シド!聞いてくれよー俺ら受験終わったらBless再始動するからそん時は対バンやろーぜー?」




俺を見かけてくれたシドが声を掛けてくれた。





「レオ。ハルとカイだ」





シドが振り返ると、そこにはレオが居た。





「レオとは幼馴染なんだ。つっても、最近再会したんだけど」


「宜しくな、レオ。俺ハル!」



握手を差し出した俺の手を、レオがぶっきら棒に握った。



…なんだ、良い奴じゃん。



「俺はカイ。よろしくレオ。てことは、シドとレオは仲良いのか。てっきり、バチバチなのかと思ってたけど…、親友なんだな、お前ら」





「あぁ!」


「ちげぇ」





カイの言葉に、シドとレオの返事はことなっていて…、不思議な2人だった。




レオとシドも色々な人に話し掛けられていて、


あまり話を出来ずに別れた。






張り詰めた糸の限界が、迫っていることも知らずに……。

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